インターの多くは外国籍の生徒を確保する事に苦戦する

首都圏なら大使館関係のや大手外資の子供を狙えるけど、

土地代の安い田舎に学校を建ててしまうと

数少ない外国人生徒の奪い合いになる

 

そして何より•••インターの学費は高い!

 

外国籍の子供がいても、保護者の金銭的な余裕がなければ

インターなんて通えない!

 

かといって自国民は一定数以上入れられない

でも、学費を安くしたら経営が危うい•••

 

じゃあ、どうする?

 

複数のパスポートを持つ自国民を入れればいい!

そう、名前も育ちも自国民でも、

子供がアメリカで生まれたのなら

その子はアメリカ人として入学できるのだ

 

もちろん子供を二重国籍にするために

わざわざ海外に行かない家族もいるだろう

でも、世の中のお金持ちの中にはそういう人もいる

•••って事を前の学校で学んだ

 

学校が「うちには50ヵ国以上の国籍の生徒が通ってます!」って言っても

集合写真に映る子供のほとんどが

その国にルーツを持つ子っておかしいよ

 

法的にやっている事がおかしくなくても

現状では自国民系が8割を占めていた

 

裏口入学の小話

〜公然の秘密〜
前の学校には「寄付の木」がある

現代アート風な木の幹や枝から生える葉には

学校に寄付をした人の名前が書いてある

 

でも中には何枚か「匿名」の葉があり、

噂によると裏口入学をした親の葉らしい

 

〜受験〜

学年主任「来年のクラス編成が完成したので見てみましょう」

同僚1「あれ、このXって子、面接で落としたよね。受かったの?!」

同僚2「覚えてる!この子模擬授業の時、全然集中出来なかったし、他の子を叩いた子だ」

同僚1「入学に向かないって言ったのに•••」

 

何が起きたのか、誰も知らない•••

 

〜探偵の真似事〜

先輩「おかしいな•••」

私「どうしたんですか」

先輩「この生徒、ほぼ英語出来ないんだ。それはいい、サポートするから。でも•••」

私「でも?」

先輩「この子の過去の成績を辿ったら、英語は良好で入学してるんだ」

私「えっ」

先輩「受験の時に書かれたエッセー読んで見て」

私「僕の尊敬する人物は父親です。何故なら彼は寛大で•••って小二で?」

先輩「エッセーって持ち帰り制だって。試験場で書いた訳じゃないらしい」

私「試験の意味あります?」

先輩「ちなみにこの子が二年生まで通ってた事になっている学校は•••ただの英語塾だ」

私「親って•••」

先輩「首都で会社経営してるって」

 

〜親の失言〜

同僚「X君は授業中XやYをするため、専門の機関で調べてください」

親「そんなの困ります。あなたを担任に選んだのは優しそうな名前だと思ったのに」

同僚「・・・(絶句)」

親「どれぐらいまた学校に払えばこの問題はなくなりますか」

同僚「・・・(絶句)」

 

担任に選んだのに

また

払えば

問題はなくなりますか?!