久保田 一竹  魂の辻が花  | 糸と布

糸と布

 野ばら手芸部

援助に伺ってる ○○ お婆ちゃまは いけばなの先生です

そして・・織物も なさいます 

さおり織りです ♪

本当に 細かな折地で 素晴らしい

お宅の 一室は 糸のお部屋です!!

糸好きの私・・・見惚れる


御着物の 整理をなさっている所に伺って・・

日本刺繍の 素晴らしい 御着物を 拝見しながら お食事の用意など・・


そして・・・

私と相方が 魅了されてやまない

故久保田 一竹氏が 生涯かけて再現された

「一竹 辻が花」の 話題になり

2人で 本当に 素晴らしい! 並みの心根では 再現は出来なかったでしょうね・・

「 辻が花 」 で 盛り上がりました


私が 初めて辻が花の存在を知ったのは

新婚時代に 相方が 取引先のいサントリーから頂いてきた カレンダーでした


大判で 写真が素晴らしく 相当に気合の入ったカレンダーでした


その美しい事っといったら・・

一目見たときから 虜になってしまいました




「 辻が 花 」・・とは

桃山から江戸時代初期にかけて

複雑な縫い締め絞り・竹皮絞りなどの絞り染めの高度な技法を多様して

また、多色染めの染め分けによって

ボリュームの有る 着物地と
 重なり合った 複雑な染色で



豪華絢爛とは 辻が花 のことかと思うほどに美しい 着物地で

安土桃山時代の豪華絢爛たる文化(桃山文化)は・・

辻が花 なくして この時代を語れないくらいです



あまりの 工程の多さと 気の遠くなる日時を費やすために

職人さんの後継者も居なくなり


昭和に  久保田一竹氏が 再現されるまで

現存する 「辻が花 」は 300枚にも満たなかったそうです

 故久保田 一竹氏 1917~2003


敗戦後、シベリア抑留を経験され  

復員後、40歳から本格的に研究を再開。

「赤貧の時代を経て」

60歳で「一竹辻が花」を創案されました!


なんと!! 60歳で やっと

 ご自身が取り組んでこられた 辻が花が 世間に認められたのです


この事実だけでも 感涙で 最大の賛辞を捧げたいです



【 久保田 一竹 美術館】


 久保田 一竹 オフィシャルサイト ★




生前 シベリア抑留の体験を元に

辻が花で・・

シベリアの四季を表現され・・

更に~ そこから 宇宙の四季まで・・と言う 壮大なテーマで


<< 私は まだまだ やりたい事、表現したい事が有りすぎて

 全て終えるには まだ 100年足りません!>> って おしゃっていました



・・・・ カレンダーは 古ぼけてしまって とうに 処分してしまっています

久しぶりに 辻が花は 本当に素晴らしい!!・・って お話が出来て

故 久保田 一竹氏のお言葉が 

今また  しみじみ心に染みた 今宵です




一竹辻が花 光の響き 久保田一竹作品集/小学館
¥61,865
Amazon.co.jp
久保田一竹 展図録~一竹辻が花染/作者不明
¥価格不明
Amazon.co.jp