【活動報告】240210 土曜＠「午前・青山」「午後・駒込」　こどもクラス

2024年2月10日(土)、午前は9:30-12:00にて青山、午後は15:00-17:30にて駒込、

こどもレスリングクラスを開催しました。

午前＠青山クラス

RD女子レスリングと合同開催、非常に活気ある練習でした。静岡県沼津からの参加もあり、更に良い練習が出来ました。近くからも遠くからも本当にありがとうございます。実践形式での練習とし、最後は追い込む練習を行いました。選手同士が切磋琢磨してお互いを高め合ったり刺激しあえたりする関係性が一番最高だと思います。その環境を築いてくれる選手や指導者やご家族に本当に感謝です。もっとレスリングの魅力を感じてもらえるように努めていきます。

また、久しぶりにゼンジが来てくれました。今から１０年ほど前になりますが、当時、千葉県に成東ジュニアレスリングクラブがありました。同クラブ指導者である穴田先生の息子さんでゼンジ君やチームメイトが良く練習に来てくれました。ゼンジ君は現在大学４年生、来春からハンガリーにレスリングを目的とした海外留学に１年半ほど行くとのことで、ご報告かねて参加してくれました。

※親子で差し合いする穴田さん親子。

≫参考：FFCブログ「【活動報告】140216 成東ジュニアレスリングクラブ解散に伴う慰労会」

写真右がゼンジ（2014年頃）

写真右から２番目がユリナ、6番目がゼンジ(2012年夏)

今日の練習時、ゼンジがみんなに挨拶してくれました。「自分の意思でハンガリーに留学して、沢山のことを学んできます。とくに現地でもレスリングを続け、帰国後は全日本選手権に出場します。」素晴らしいメッセージでした。10年前のゼンジとは全く違い（笑）、自信と期待に満ちた姿にとても感動しました。

「本多監督とのスパーリングが一番地獄でした（笑）」

と話してくれました。まだ当時は今よりも動けましたので（笑）、私が納得できるまでスパーリングを終わらせないこともありました（笑）。途中、「お腹が痛いので帰りたいです」と話していたこともあり、心配になって親御さんに電話すると「もちろん仮病なので大丈夫です（笑）」と背中を押してくれたりもしました（笑）。振り返ると、自分の子供を信じ、そして私（本多）を信じて預けてくださった親御さんが本当に素晴らしいことだと感じます。すべてが良い思い出ですし、時間を経てもこのように関係性が継続できることも、子供の成長にとって、とても大切なことだと思います。

「ハンガリー語は話せるの？」と聞くと、「いえ、現地で学びながら頑張ります！」との回答。なんだか北海道や沖縄に行くような感じを受けましたが（笑）、それくらいフットワークが軽い方が吸収するのでしょう。若いって本当に素晴らしいことだと感じるとともに、現在の若い世代の子供たちの考え方に合わせていくことも大切だと感じました。是非とも頑張ってきてください！！

午後＠駒込練習

時間を変更させていただき、15:00-17:30にて開催させていただきました。ありがとうございました！体験で女子中学生の参加がありました。当然ですが最初は緊張した様子でしたが、技や動きの習得がとても早いことに驚きました。是非ともよろしくお願いいたします。

2023年度、小学５年生男子にとって、全国大会は２つありました。2023年7月末に開催された全国少年少女レスリング選手権大会、そして2024年1月末に開催された全国少年少女レスリング選抜選手権です。

どちらもコウタとコタロウ（トイカツ所属）の対戦があり、7月はコウタが、1月はコタロウが、どちらも接戦で勝利して優勝しました。この階級はこの２人の対戦以外はほぼ圧勝でしたので、お互いがライバル関係を意識しながらも日頃の練習に臨んでいたと思います。仲間であってライバル、お互いを成長してくれる存在はとても素晴らしいと思います。

1月末の全国少年少女レスリング選抜選手権以来、久しぶりに２人が練習することになりました。結果、やはり激闘のスパーリングを繰り広げていました（笑）。それぞれの良さをぶつけ合い、それぞれの弱さを狙いにいく、それであってお互いが成長し、高め合えば最高だと思います。勝負ごとですから勝ち負けは当然あります。しかし、「子供の成長」には勝ち負けはなく、また、即時では分からず時間経過と共に分かることもたくさんあると思います。

レスリング、改めて素晴らしい競技だと思います。実際にレスリングすると、相手の強さやその背景である努力なども瞬時に感じます。理屈や理論を超越した、言葉では言い表せないものを感じると思います。直向きに努力すると「ライバルは相手ではなく自分なんだ」と感じる時があります。それにより迷ってしまったり、怖くなったりする場面も沢山見てきました。だからこそ、指導者としても保護者としても、子供の良き成長を１つの大きな目標として捉えて接することが大切なのだと感じます。

「全国チャンピオン」になった選手のほとんどが、「全国チャンピオンがゴールではなく、スタートだ」と感じると思います。追う立場から追われる立場に変わります。追うというのは目標があってのこと、チャンピオン、つまり１番は目指す目標を失う場合もあります。例えると、マラソンで先頭を走っていて、沢山のライバルがすごい形相で自分を追い越そうと全力で追いかけられる感覚」のような心境になる選手もいます。

だからこそ、チャンピオンになった後の指導も考えなければなりません。「チャンピオンになれば何しても良い」になると必ず頭打ちします。常に自分の弱さと向き合い、より正確に、より丁寧に、より鮮やかに、誰にも、どの場面でも、自分の鍛錬しているレスリングが成功することを意識すること、自分の取り組みを応援してくれたり支えてくれたり、自分の成長を促してくれる仲間やライバルに感謝をもったり、色々とな要素が必要であると感じます。

乱文になってしまいましたが、捉え方１つで大きく変わってくると思います。仲間を大切に、ライバルを大切に、常に自分と向き合って成長してほしいと願います！これからも頑張っていきましょう！