【活動報告】151103 六本木ミッドタウン檜町公園にてレスリング体験会を開催! | フィギュアフォークラブ/FFCレスリング オフィシャルブログ

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フィギュアフォークラブ レスリング教室のBLOG。
青山・駒込・池尻を拠点に活動を展開。幼児・小学生・中学生から大人まで取り組んでます。
月謝制(前月払)、幼児4,000円/月、小学生・中学生6,000円/月、大人6,000円/月、兄弟割・親子割あり。

2015年11月3日()、六本木ミッドタウンに隣接した檜町公園において、(株)小学館集英社プロダクション主催の赤坂・青山共育フェスティバルが開催され、その一画としてレスリングのイベントに、フィギュアフォークラブが賛同・協力させていただきました。秋の青空の下、芝生にレスリングマットを広げ、マットの色(赤・青・黄)が普段よりも映えておりましたが、子供達の表情も青空の下では更に元気いっぱい笑顔がたくさん溢れていました。

当初は、レスリング体験ということで、我々指導者が介入して指導をしようとも思いました。当然、イベントの安全性や適格な指導を考えてです。しかし、自画自賛になりますが、フィギュアフォークラブの子供達の、子供達をもてなす姿勢や行動は本当に素晴らしいと思いました。小さい子の目線に合わせて優しく話しかけてくれたり、やってはいけないことをしっかり身振り手振りで教えてくれていたり、その子の力に合わせて受けてくれたり、何よりも楽しそうな雰囲気がヒシヒシと伝わってきました。だから我々は端っこで見ていて、子供達に任せました。みんな本当に優しく手とり足とり教えてくれて感謝です。

イベントには沢山の子供達が参加してくださいました。幼児から小学生、中学生まで、最初は親御さんに背中を押されて参加する子が多くおり、不安そうな表情を見せる場面も多々見られました。しかし、フィギュアフォークラブの子供達がいつも通りの無邪気な雰囲気で接してくださったので、マットは笑顔であふれかえっていました。マットの片隅にはまだ2歳ほどの幼児が寝っ転がっていたり、女の子同士が鬼ごっこをしていたり、一生懸命レスリングを習おうとしていたり、様々な光景でした。

同時に、「レスリングマットは様々な用途があるんだ」と改めて感じました。赤ちゃんが安心して寝っ転がったり、鬼ごっこをして転んでもマットのクッションに助けられたり、我々がレスリングマットはレスリングのためとしかとらえていませんでしたが、様々な子供達の様々な用途にもレスリングマットは活躍できると感じました。

このイベントには、グレコローマンスタイル52kg級で、1984年 ロサンゼルス五輪レスリング金メダリスト、1988年ソウル五輪銀メダリストに活躍された宮原厚次さんが特別ゲストで参加されました。宮原さんといえば、ロス五輪の決勝戦でニアフォール状態で45秒耐え、逆転勝ちを収めたエピソードが有名ですが、得意の俵返しを披露してくださいました。フィギュアフォークラブの子供達も一緒になって参加させていただき、シュウトが俵返しの受けという大役を担うことも出来ました。宮原さんからもフィギュアフォークラブの子供達は非常に褒めてくださりました。

ぜひ、このイベントでレスリングにご興味をわかれた方は、是非とも体験にお越しください。
FFCレスリング、2015年11月の活動スケジュール
上記がスケジュールですので、ご都合の良い日がございましたら、figurefourclub@gmail.comまで連絡いただき、氏名や学年、日程等をお知らせください。

今回、一番感じたことは、フィギュアフォークラブの子供達は本当に子供らしくて素直な選手ばかりだと思いました。体験に来てくれた子供達への接し方を見たら一目瞭然です。大抵、スポーツは競争心理が働き、相手を蹴落として自分が這いあがろうとしたり、強かったり上手い選手同士が弱者を見下したりする心理が働くことも自然の摂理と言いますか、仕方ないかもしれません。しかし、FFCキッズたちは、みんなに平等に、みんなに優しく、受け入れてくれました。私たちが見ていて不安な状況はありませんでした。そして、何より、「体験レスリングの受け手」を一切嫌がることなく、教えることを楽しそうに取り組んでくれました。恐らく学校でも友達が多く、レスリングの練習もしながらも、学校での友達付き合いもしっかりしている証拠です。大抵、習い事に集中すると、学校の友達は疎かになったり、浮いてしまう場合もあると聞いています。しかし、無邪気に遊ぶ姿からはそれらは全く感じさせませんでした。

レスリングの魅力の一番は、ここなのかもしれません。相手の気持ちを読み、相手を受け入れ、相手との心で通じること、これが子供達に対して教えていきたい部分です。そのためには、強い精神力や身体を持つことも大切、継続した努力も大切、そして、何よりチームとしての協調性ある活動が大切だと思います。

フィギュアフォークラブの選手達が30分ほど、普段の練習風景を演武する時間をいただき、マットサイドにはたくさんの見学者に恵まれました。マット運動から始まり、レスリングの簡単なルールの説明を通し、スパーリング(実践練習)を行いました。1つ1つ、たくさんの方々から拍手をいただき、フィギュアフォークラブの子供達は照れながらも嬉しそうに堂々自信もって取り組んでくれました。いつもの継続がこのような集大成になれたと感じ、また頑張りたいと思います。

最後に、このイベントは村本コーチがご尽力されて実施されました。「六本木のど真ん中で大勢の前でレスリングを披露する」こんなこと、村本コーチ以外、誰も出来ません。そんなプレッシャーや事前準備などをされてこられつつ、フィギュアフォークラブのプロモーションやレスリングの普及発展に寄与する活動をする村本コーチは本当に素晴らしいです。また、当日朝からマットを運んで設営、更にはイベント終了し暗くなった後もマット撤収まで担ってくださった田所コーチ、宍戸コーチ、古田さん、一条さん、田中さん、本当に有難うございました。まさに縁の下の力持ち、皆さまのご尽力がなければ到底成し遂げられませんでした。そして、午前、しっかり練習した後に疲れを見せずに頑張ってくれたフィギュアフォークラブの子供達、そしてご理解ご協力いただきました保護者の皆さま、本当に有難うございました。

もっともっと、レスリングの素晴らしい魅力を、たくさんの人に知ってもらい、競技者が増えたり、競技を応援してくださったり、競技に理解をいただける方がたくさん増えることを願い、また是非ともこのような機会があればご協力したい次第です。