【大会結果】2013年度 全国中学生レスリング選手権大会 | フィギュアフォークラブ/FFCレスリング オフィシャルブログ

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青山・駒込・池尻を拠点に活動を展開。幼児・小学生・中学生から大人まで取り組んでます。
月謝制(前月払)、幼児4,000円/月、小学生・中学生6,000円/月、大人6,000円/月、兄弟割・親子割あり。

2013年6月8日(土)・9日(日)、茨城県水戸市にて全国中学生レスリング選手権大会が開催されました。フィギュアフォークラブからは、女子44kg級にかおりが出場しました。

開会式では、アニマル浜口さんがオリンピックへのレスリング存続活動の呼びかけ、そして出場する選手達への激励で、気合いを注入していただきました。素晴らしい激励とパワー、会場中がとてもアットホームな雰囲気になりました(笑)。
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かおりの初戦は、4月のクイーンズカップで対戦した1つ年上の選手。力が強く、とても安定した印象を受けました。胸を借りるように、今回も果敢にぶつかっていきました。タックルも何度も仕掛けました。もちろん前回の反省や課題をしっかり練習してきました。組み手もフットワークも非常に良い動きでした。しかし相手選手も、攻める所・守る所をしっかり知っています。中学生になると、何が強いというのではなく、全体的なレスリング力が求められるように感じました。また、日頃から試合感覚をしっかりもち、どんな状況にも対応できる展開を反復して練習することが必要不可欠です。ここが勝負の分け目になります。
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また、中学に進学すると、勉強が更に難しくなり、学業や部活との両立が課題の1つになります。女子の場合は思春期(ジェンダー)による競技への価値観も変わるケースが多いと聞いております。だからこそ、自分の置かれた環境に割り切って、一生懸命取り組むことが試合などで後悔しないと思いました。
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今回、かおりが出場してくれて、私(本多)はとても嬉しかった。彩南の祝勝会後、JR新宿駅に向かう帰路まで悩んでおり、改札に着く頃、「監督、全中に出たいです。」と言ってくれました。小さい頃から見ているので、彼女の性格から、出した決断がどれほど考えたのかが分かりました。と言えど、毎日、中学の部活があり、成長痛で悩んでおり、いろんなジレンマがあったことでしょう。それでも、この大舞台でマットに上がり果敢に闘えたこと、振り返ると沢山の成長があると思いました。


開会式でご来賓の方が、「レスリングでスポーツマンシップに則り、豊かな人間性を培ってほしい」と発言されたのが印象的でした。勝ち負けも大切ですが、一生懸命自分と向き合うことで得られることは多いと思います。


毎日練習している選手、遠方から参加している選手、引退をかけた選手、それでも1回戦敗退の場合もあります。中学以上になると、トーナメントの組み合わせは実力考慮していると思いますが、それでも2位の選手が初戦から優勝選手と対戦すれば、1回戦敗退になります。


スポーツには、確定・確約できない事への挑戦という面白さがあります。その過程が選手にとって大切なのであり、その時間が大切なのだと思います。スポーツに、損得感情が先行してしまうのであれば、競技をしない方が良いと思います。失敗や挫折しても、いつでもやり直せる、いつでも再出発できるのがスポーツです。


選手への課題ばかり追求していても始まりません。指導者としてもっとこうすれば良かったのではないか、チームメイトとして、元チームメイトとして、父兄・関係者として、1人1人が真剣になって考え、行動することで、必ず良い方向に変わって行くでしょう。


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九州に引っ越ししたアキタツ。頑張っていました。

いまは高校レスリング部の練習をはじめ、毎日練習しているようです。朝練習は中学の柔道部で鍛えているとのこと。身体付きもだいぶしまり、顎のラインなどもくっきりしていました(笑)。
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残念ながら手足の長い選手に負けてしまいました。「こうなったら40kgくらいまで落とそうな!」と冗談で言うと、「落ちるかな・・・」と真剣に捉えていました。冗談が通じない所も変わらず、懐かしくなりました。試合後、私たちの観客席に来てくれました。何故か目には涙いっぱいでした。久しぶりに会ったからなのか、試合で負けたからなのか、私には何となく分かりました。本人もだいぶ成長し、色々と話す事が出来ました。

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試合後、早々に敗戦を喫したかおりは、ウォーミングアップ会場の隅っこで練習をしました。同会場で再会を果たした、あきたつ、レオ(木口道場)、レン(湘南ゴールド)の3人もそれぞれ所属長の許可を頂き、スパーリングをさせて頂きました。ゼントータルさんや京都海洋教室さんや巻っずさんとも一緒させていただきました。
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今回、地方クラブの中学生強化状況を色々と伺いました。

県単位、または隣接県同士で、定期的に合同練習会を行っているようです。これも中学での強化態勢なのでしょうか。色々と勉強になりました。


しかし、私の大学同期のキャプテンは、彼が全国中学生大会に出場して早々に敗戦し、マット補助員で時間になるとタオルを投げる係をやっていたそうです。そんな彼が大学では、ほとんどの大会で優勝し、国民体育大会などでも優勝する選手になりました。


●●だと▲▲といった定義付けをする方が多いと思いますが、実際は違います。 真面目にコツコツと練習している選手が、本当に結果を残すのです。レベルは高いと言えど、まだまだ中学生。高校、大学にいった時、ほとんどの高校レスリング部が毎日練習に本当の真価が問われます。しっかり身体を作り、頑張りましょう!