「スケートはスケートでもキャラクターものだけど、行く?」と木曜夜中に友人から電話をもらい、急遽ディズニー・オン・アイスに行くことになった。スケートよりディズニーものに反応する人と行った方がいいだろうと考え大学時代の友人Aに連絡すると、「仕事でぎりぎりだけど、行く!」と即答。

ということで、今日ディズニー・オン・アイス@代々木第一体育館に行ってきました。客層は、赤ちゃんから小学校低学年くらいまでの子どものいる家族連れがメインで、あとは若者カップル、といったところ。女子2名で見ている私たちは、ほんのちょっと異質だった。お正月のSOIに比べてかなり人が入っている印象。2階席はほとんど入っていなかったけれど、アリーナ(SOIとはリンクやスタンド席の位置が異なる。リンクは60×30より小さく見えた)はほぼ満席。1階席も7割方埋まっていた。

日本公演が20周年とのことで、第1部の冒頭と第2部の冒頭、フィナーレに、ミッキーやミニー、ドナルドなどが登場し、スピンなどを披露。ミッキーの、ものすごく高い吹き替えの声に驚く。冒頭、ブー(という女の子が主人公のひとり)役の佐野緑さん(佐野稔先生のお嬢さん)の紹介を兼ねたレイバックスピンで、会場が「おお~」と沸く。

「モンスターズ・インク」という映画を知らないのでよく分からなかったのだけど、とにかく大きなモンスターがとっても自然にスケートしていることに感服。着ぐるみの中のスケーターには、強大なエネルギーが備わっているのだろう。モンスターたちがこっちを向くたびに、近くの子どもたちは前のめりになって夢中で見つめる。

第2部の序盤、着ぐるみではないスケーターたち(雪の精、のようなものかな?)が出てきて、バク転やバク宙を何度も披露。また、男性2人と女性1人でペアのリフトのような技をいくつも見せ、この日一番の大人からの歓声と拍手を受けていた。

気になったことをいくつか。

・主人公の一人、黄緑色でひとつ目(「ぎょろ目ちゃん」と呼ばれていて、目玉親父の西洋版のよう)のキャラクターのスケート靴のエッジが、通常のものとは違っていた。マイケル・ワイスのエッジのように、後ろ側のエッジも上下がつながっているタイプだった。ぎょろ目ちゃんのちょっとしたこだわりに、どんなスケーターが入っているのか気になって気になって・・・。

・数シーズン前まで川口悠子とペアを組んでいたサーシャ・マルクンツォフが今、ディズニー・オン・アイスにいるとかつて聞いた。ミュージカルとは違って「本日のキャスト」の紙を見つけられなかったため、サーシャがここにいるのかいないのかがわからなかった。ディズニー・オン・アイスは、いくつかのクルーがあって世界中を回っていると聞くので、今回の日本公演に来ているとは限らないのだけど。

・公演中も飲食可だったのでもりもりと食べたカラメル味のポップコーンが、ものすごくおいしかった。輸入物とは違って、カラメル風味が控えめ。しかも全くべとつかない。市販してくれないかと思うくらいの旨さで、友人Aと夢中で食べ続けた。ただ、ちょっとお高め(プラスチックのバッグみたいな入れ物つきで1,400円。ちなみに塩味は1,300円)だったけれど。ホントはかき氷を食べたかったのだが、なんと1,800円なのであっさり諦める。キャラクターの顔を模したしっかりめの入れ物にかき氷が入っていて、ストロー付きスプーンも、くるくる回るプールの滑り台みたいでかわいげだったけれど。「食べ終わった後に容器を返却したら1,000円くらい戻ってくるシステムだったらいいのに」と言うと、キャラクターもの好きな友人Aは、「1,800円で入れ物とスプーンがついてくるんだったら、高くないじゃん」と。そして「こちらの●●は、この会場でしか販売しておりません~」という販売員の声に、友人Aはかなり反応していた。そうか、そういうものなのか~。