看護

場所は変わっても科が変わっても、看護って変わらない。
汗だくになって走り回ってへとへとになって採血してデータ見て保清して食介して点滴つないで滴下見て指示受けして薬配る。合間でラウンドしてバイタル取る。
本当、私ってよくやってる。
看護ってこういうのなんだね、どこいっても。
私は素敵な看護師さん。
懐かれにくい子どもに懐いてもらって、お母さんにあの子のことをよく理解してもらって本当にありがたい。って言ってもらって。
あの看護は楽しかった。
この病棟には素敵な人が四人いる。その1人が私。何を頼んでもいやな顔をしない。すごいこと。顔を見るとほっとする。
呼吸器装着中の人にそう文字盤で言ってもらった。
私みたいな看護はなかなかできない。
先輩や後輩にそう言われた。
私は看護師に憧れてたわけじゃないし、割に合わない誰がやっても同じ仕事だぜ、ちっ、とか思ってる(実は)。
けど自分に対して自己嫌悪に陥るような仕事はしたくなくてストイックにやってきたつもり。
先輩みたいに看護師なりたかった！この制服を着ている私がだいすき！
看護師は一生の仕事！

とかまっっったく思ってない私が、先輩より数段に素敵な看護師さんだとは。


世の中って不思議なもの。