私の強みは何だろうって、考えたときに、昔から国語が得意で、読解力があるって褒められてたことを思い出した。
それから、精神科実習の時に、とても厳しい考え方をする先生に、「えぬさんは患者さんの気持ちを深く考察する力があるね。期待しています」って言われたことが嬉しかったことも。
その先生には、患者さんの気持ちを「自分がもしそうだったら」って考えてみて、共感してみて。そこがもっとできたらさらにいいね、って言ってもらったので、そこが課題なのだけど。
高校の時、なにか、私にしかできないことがしたいと思って看護の道を志したことを思い出したよ。
専門の訓練を積んで、それで、私にしかできない仕事がしたかった。
だから、みんなと同じようになろう、なんて考えなくてよくて、同期のなかで私だけ、ちょっと真面目なかんじでもさ。
それは、私の強みなんだよ。
同期のなかで色が違うってことは、それだけ、私にしかできないことが、たくさんあるってこと。
人とキャラクターが被らないのは、幸せなことだよ。
それだけ、人と比べられることなく、私らしさが出せるんだから。
私は自信をもって、私であればいい。
同期のみんな、悪い人じゃないから、それを受け入れてくれる度量のある人ばっかりに見える。
私は私らしく、ときにおっとりと、ときにてきぱきと、いつも笑顔で、たまにまじめで、たまにはめを外し、失敗したり、素直に謝ったり、反省したり、でも、嬉しい事があったら、それを心の引き出しにしまって、楽しくやっていけばいい。
それで、読解力や考察力があるって褒められたことがあって、私もそれは得意かなって思うから、それをもっと伸ばして生かして、カンファレンスでみんなに提供したり、していけばいい。
そうしたら、患者さんにもとても有益な看護師になれる気がする。
人に、理不尽なことで八つ当たりされても、まず私は、「なんでだろう?」って、思う。
それで、勝手だけど、「こういう気持ちがあったんじゃないかな」って、考えるくせがある。
このくせが私は今まできらいで、「なんでそこまでかんがえるのー」って、よく言われたりしてて、それを勝手に脳内変換して、「こんなこと考えるのって、へん?」って、勝手にうだうだ考えてたんだけど。
そこまで考えるのが私の良さでもあるんだ。
そこを伸ばせばいいんだ。
いままで、あんまり意識してないのに、やってたってことは、もう本当にそれは私の才能なんだ。
全く揺らがない私の才能。
私は、そうやって人の気持ちを考えて、みんなに話してみて、それで、少しでもみんなでその人のその気持ちを和らげることができたらいいな、って思う。
まじめだね、って言われるけど、それが私の良さ。
そうやって、自分の思ったことを素直に言ってくれる人たちも、私のことを私に気づかせてくれる、その正直さが良さなんだ。
みんなちがってみんないい。