閃光の
エアーリアル
第2部6話(Aパート)
「混沌に
支配される者」
〇〇市内

明日香
「スミマセン、Stcから来たのですが…」
受付嬢
「…明日香様ですね?」
明日香
「え、あ…そうです」
受付嬢
「そちらの階段から二階に上がって、
右から三つ目のお部屋です」
明日香
「…ありがとうございます」
タッタッタッ!
明日香
「ここか…」
コンコン!
???
「どうぞ」
明日香
「失礼します」
ガチャ!
バタン!
トコトコ

明日香
「あなたが…」
???
「遠い所をすまないね…自分が君を
呼ばせてもらった」
明日香
「まさか、Stc創設に携わったあなたに
呼ばれるなんて…」
???
「いやいや、オレはシミュのテストを
少しやっただけさ」
明日香
「でも、あなたは…」
???
「オレの事はいいんだよ…今日は、
君にこれを託すつもりで呼んだんだ」
コトッ!
明日香
「え、これは!?」

???
「『忍者戦士 飛影』だ…」
明日香
「これは、あなたの大切なホビーでは
無いのですか!?」
???
「オレはもう…使うことは無いんだよ」
明日香
「あの時の怪我が原因ですか?」
???
「…いいんだよ」
明日香
「でも!自分には!!」
???
「大丈夫…時に、あの少女は何事も無く
過ごしているのかい?」
明日香
「え、花鶴美の事…ですか?」
???
「そうか、『花鶴美』というのか…」
明日香
「?…今回の騒動に巻き込まれましたが
今の所は大丈夫です」
???
「ならばいい…後、君のパートナーに」
コトッ!

明日香
「え?これは…」
???
「パートナーに『鳳雷鷹』だ、飛影との
連携を考えるなら、これが一番だろう」

明日香
「自分に扱えるのか…」
???
「大丈夫、君になら扱えるよ」
明日香
「でも…」
???
「大丈夫、君はオレよりも『Fの意思』を
強く受け継いでいるのだから」

明日香
「『Fの意思』…ですか?」
???
「君の家系は繋がりも有るんだろう?」
明日香
「…」
???
「オレの分まで頑張ってくれ!」
明日香
「…わかりました」
タッタッタッ!
???
「頼んだぞ…」
明日香が出掛けている頃…
50Centレインボーでは
暦
「なんとか改修が終わったよ」

花鶴美
「兄さん、家でも全然見せて
くれないんだもん!」
店長
「守秘義務ってのがあってだな…」
宮子
「それで…どんな感じになったんですか」
暦
「こんな感じに…」
コトッ!

花鶴美
「兄さん!これって…」
暦
「『ガンダムアストレイレッドフレーム
VRL』
(ビクトリー リナーシタ ライトニング)
だ!」
花鶴美
「兄さん、これってもしかして…」
暦
「まあ一応、飛行形態にもなれるよ…
後から教えるから」
花鶴美
「兄さん!ありがとう~♪」
暦
「いいって事…でもな、レイジの話も
あるから…今回は、オレのガンプラと…」
コトッ!

花鶴美
「兄さんの機体と?」
暦
「バトルの練習だよ」
店長
「ナヌ!?」

暦
「頼むよ店長」
花鶴美
「兄さんと久しぶりにタッグ…」
店長
「やりたいのか…え?やりたいのか~!」
宮子
「バトルokですよ~♪」
店長
「宮子~!もうちょっと焦らしても…」
暦
「花鶴美、やるぞ!」
花鶴美
「はい!」
タッタッタッ!
店長
「なんてこった!」
ガチャ!
バタン!

花鶴美
「…そっか、了解です」
ガチャ!
バタン!
暦
「バトル内で試してみるか?」
花鶴美
「余裕あったら…です」

暦
「Okok~♪」
宮子
「お二人とも、行きますよ!」
花鶴美・暦
『了解!』
5・4・3・2・1・0
バトルGO!!
バシュー!

花鶴美
「タッグバトルはいいけど…相手は?」
宮子
「量産型3体です」
暦
「…ん、あれか?遠いな」

ガシャン!ガシャン!ガシャン!
暦
「よし、さっそく飛行形態だ!」
花鶴美
「はい!」
暦
「そらよ!」
ガチャ!ガチャ!ガチャ!
花鶴美
「はい、行きます!」
ガチャ!ガチャ!ガチャ!

暦
「よし、飛ばすぜ!」
花鶴美
「待ってよ、兄さん~!」
ビシュー!ビシュー!
第2部6話(Aパート)終わり
第2部6話(Bパート)に続く