歴史の時間 | 『4の字日記』

『4の字日記』

プロレスファンに夢をプロレスラーに愛を・・・

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初 代 アントニオ猪木
2代目 藤波辰巳
3代目 藤波辰巳
4代目 ビックバン・ベイダー
5代目 サルマン・ハシミコフ
6代目 長州力
7代目 ビックバン・ベイダー
8代目 長州力
9代目 藤波辰爾
10代目 ビックバン・ベイダー
11代目 藤波辰爾
12代目 長州力
13代目 グレート・ムタ
14代目 橋本真也
15代目 藤波辰爾
16代目 橋本真也
17代目 武藤敬司
18代目 高田延彦
19代目 橋本真也
20代目 佐々木健介
21代目 藤波辰爾
22代目 蝶野正洋
23代目 スコット・ノートン
24代目 武藤敬司
25代目 天龍源一郎
26代目 佐々木健介
27代目 佐々木健介
28代目 スコット・ノートン
29代目 藤田和之
30代目 安田忠夫
31代目 永田裕志
32代目 高山善廣
33代目 天山広吉
34代目 中邑真輔
35代目 天山広吉
36代目 佐々木健介
37代目 ボブ・サップ
38代目 藤田和之
39代目 佐々木健介
40代目 天山広吉
41代目 小島聡
42代目 天山広吉
43代目 藤田和之
44代目 ブロック・レスナー
45代目 棚橋弘至
46代目 永田裕志
47代目 棚橋弘至
48代目 中邑真輔
49代目 武藤敬司
50代目 棚橋弘至
51代目 中西学

歴代のIWGPヘビー級王者です。

初期のIWGPは、日本、アメリカの他に、ソ連等のその名のインターナショナルな4王座を目指していました。

そして、橋本真也が高田延彦(UWFインター)を破り王者になってからは、IWGP=橋本真也と云っても過言ではありませんでした。
2代目IWGPヘビーのベルトも、橋本さんの大きなウエストに合わせて新調したとまで言われています。橋本真也は新日本の強さの象徴でした。


2001年くらいからは、他団体(フリー含む)への移動が目立ちました。
高山善廣が王者の時代の新日本は外敵天国とまで言われてました。
混迷するIWGP王座は遂に、プロレスを辞めて総合格闘家に転向した藤田和之やK-1を主戦場にしているボブ・サップ等のプロレスラー以外の王者を誕生させてしまいました。
そして遂には、ベルトを持ち逃げする王者まで居ました。
挙句の果てには、他団体(IGF)でIWGP実行委員会の認定もなく3代目ベルトを持ち逃げしたブロック・レスナーがカート・アングルと勝手にタイトルマッチを敢行しました。そして、アングルに敗れて3代目ベルトはレスナーからアングルに渡りました。

幸いに、アングルが所属しているTNAと提携していたので、3代目ベルト所有者と真IWGP王者の統一戦が行われて、真輔が勝利して3代目ベルトは無事に奪還しました。
そして、代用していた2代目ベルトは、橋本家に返還され、縁起の悪い3代目ベルトは封印して新たに4代目ベルトが製作されました。

しかし、4代目ベルトも早々に新日本から流出してしまいました。
王者の真輔が、全日本プロレスの武藤敬司に敗れて、4代目ベルトは全日本プロレスへと渡ってしまったのです。
中西学、後藤洋央紀、真壁刀義、中邑真輔とその時に一番勢いの有った選手たちでも奪還できませんでした。
そんな危機を救ったのが、『太陽の天才児』でナルシストの棚橋弘至が見事に奪還しました。やはり、ナルシストの武藤さんに対抗出来たのは、その武藤さんの遥か上を行くナルシストぶりの棚橋でした。

棚橋は、中邑真輔、カート・アングル、後藤洋央紀の挑戦を退けて着実に不動の王者の餅を進もうとした矢先、中西学とのノンタイトル戦を急遽タイトルマッチに直訴して挑戦者中西を迎えました。

嘗ては『呪われたIWGP』(過去記事を参照ください)と言われたIWGPだけあって、劇的な結果が待ち受けていました。


本来ならば、エースの棚橋がホームであるべきなのに、後楽園ホールのお客さんは、中西を支持しました。
それは、人それぞれ理由は違うと思いますが、中西の日頃の努力を知っている人の支持が殆どだと思います。
新日本が低迷している時期には、『K-1』や総合に挑戦させられ、苦悩した時代もありました。武藤さん達が離脱(全日本移籍)した時に一番怒りを露わにしたのも中西でした。誰よりも新日本を愛し、プロレスを愛した男をチャンピオンにしたいと思う心が今回の結果に繋がったとも思います。


新日本(IWGP)の歴史は、黒のショートタイツ&黒のリングシューズそしてノーサポーターのアントニオ猪木から始まりました。
現在の新日本では、貴重な黒のショートタイツ&リングシューズ&ノーサポーターはヤングライオンを除いて中西以外に思い出せません。
中西の大きな体には、IWGPのベルトは凄く似合ってます。
個人的には、中西に初代ベルトを巻いて欲しいですが、残念ながら、初代ベルトはNWFベルトと一緒で、あの方の所有物(私物)になってしまっているので仕方がありません。

棚橋&中邑世代からベルト(時代)を奪った第三世代の中西が今後どの様な政権を築くか楽しみです。