ムサシVS武蔵 | 拳闘家の格闘技通信記

ムサシVS武蔵

大晦日に行われた「Dynamite!!」


ゲガール・ムサシVS武蔵について。


この試合についてはムサシが強い。ということ


だけだろう。


総合格闘家であるムサシだが、バックボーンは


ボクシングで、16歳でオランダ国内のボクシング


ジュニア王者になったほどの打撃の実力者。


キックについても相当うまい。


パンチを打つときもワキをしめてしっかり打っているし


打撃センスはピカイチだ。


そして本職の総合格闘技においても24勝2敗1分という


驚異的な強さを誇っている。


この選手は、K-1(キックボクシング)でも


DREAM(総合格闘技)でもトップを狙えるストライカー


だと思う。体型的にもどちらにも対応できそうな体だ。


これからも素晴らしい試合を見せてほしい。



―――武蔵について―――


武蔵に関して言えば、K-1は「スポーツ・競技」という


気持ちが大きすぎてムサシとは噛み合わなかったと思う。


武蔵は倒れた後などにグローブを合わせようとしていたが


ムサシは構わずパンチを打ち込んでいった。


ちょっと落ち着きすぎていたのかもしれないし


そういうところはもっとクレイジーになってもいいと


個人的には思う。


悪く言ってしまえばリングの中は「殺し合い」


そういう選手には、「スポーツ」と思っていては勝てない


のかもしれない。(私は殺し合いなどとは思ってませんが・・)


―――慣れないスピード派の選手―――


これまで武蔵選手は大柄な選手ばかりのK-1


ヘビー級で戦ってきた。


そしてほとんどの選手に武蔵は武蔵流と呼ばれる


スピード&テクニックで戦ってきた。


だが今回の相手は珍しく自分より軽い相手。


そして普段とは違うスピード派の選手。


これで武蔵は自分の持ち味をすべて消されてしまった。


私はそう思っている。


―――ブーイングに対する焦り―――


途中、武蔵選手がピンチのとき、武蔵はクリンチを


数回したが、これに対し観客からブーイングが起きた。


確かに見ていておもしろくはないが、いつもの武蔵なら


レフェリーに離されるまで相手とくっついていたと思う。


ピンチのときはしっかりしのぐ。それが武蔵の戦い方


でもあると思う。


だがブーイングが起きたことによって焦りが生じ、


相手と離れて戦ってしまったのかと思う。


あとは、武蔵選手がゴング直後に手を叩いて


パフォーマンスをして盛り上げようとしていたが、


これは、「大晦日のお祭り気分?」が少し入っていたの


かなとも思う。


今回は残念だったが、過去2年連続K-1GP準優勝の


実力。


もう一度、再起してほしい。



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