内村さまぁ〜ず 日向坂大喜利回を見て。
企画、内容に賛否あれど、
私の心にとまったのは、
日向坂の面々の、
『大喜利は春日から学んだ。』
とのコメントである。
普通に考えれば、このコメントはボケだ。
春日の大喜利力が高いと感じる人は少数派であると思う。
春日がスターだと感じるファンでも、
IPPONグランプリへの参戦を熱望する人は少ないと思う。
しかし、このコメントは完全なボケなのだろうか。
オードリーのオールナイトニッポンで、
若林MCの番組で春日がパネラーにいる時、台本に無くても春日に振ることがある。
すると、普通では考えられないレベルの内容を堂々と答えるので、ハードルが下がり、他の共演者が積極的に回答できるようになる。(意訳)
と話していた。
ひなあいでも春日がカットされていることがさんざんネタにされているが、
カットされた分だけハードルが下がり、のびのびと、勇気を出して答えを出せるのではないか。
日向坂が春日から学んだのは、大喜利のテクニックではなく、
『カットされてもいいから、とりあえず思い切ってやってみる。』
ということなのかもしれない。
スター春日が、日々スベりながら、カットされながらも挫けず目の前の仕事に向き合う。
視聴者が知らないプロフェッショナルさを知るからこそ、春日派、隠れ春日派がいるのではないかと思う。
あと、スベりを笑いに変える裏方さんの力も、まじまじと感じているのだと思う。
日向坂46は、
『大喜利のできるアイドル』ではなく、
『大喜利を求められた時に照れずに堂々と答えの出せるアイドル』
なのだと、私は思う。
ちょっと照れながら回答するだけでも、冷めてしまうことがあるし、
そもそも自信がなくて答えが出せないこともある。
もちろん、若林の大喜利スキルであるワードセンス、切り口、バランス感覚といったものが、彼女達に与える影響もゼロではないと思うが、
内容はどうあれ、堂々と自信をもって出す面白さを知っているからこそ、
『大喜利は春日から学んだ。』
というコメントが出たのではないか、と思う。
(とはいえ、単純なボケの可能性も否定できないが…)
日向坂視点で見ると、あれだけハードルが上がっていたのでしんどいか…と思っていたが、
十分面白かったし、個性が発揮できていたように思う。
次回は、内さまファンの視点から考えてみたい。