いまを生きる

 「いまを生きる」 を観ました。


 邦題は↑なんですが、左の写真をご覧の通り、

 本当は「DEAD POET SOCIETY」なんですよね。

 私はこっち←のほうが好きだなぁ。

 「死せる詩人の会」。


 泣きました。


 なんか、久しぶりに泣ける良い洋画を観た気がする。


 新しい、といっても卒業生であるMr.Keating、

 あんな先生いたら、すごく羨ましいです。


 教師の中にも、“自分は他の教師とは違って、君達の事を心から考えてるんだ”オーラを

 むんむんさせている人たちがたまにいるけど、

 そういう教師に限って、くっさい説教なんかを始めちゃったりするんだよね。


 その点、Mr.Keatingは、教師の理想像。憧れ。

 でも、現実にはありえないし、映画の中でもそうだったけど、

 あんなに個性の強い、自我の通った人間は、教師じゃなくても排斥されちゃうよね。


 生徒も一人一人の表情が違っていて、すごく良かった。

 だけど、もう少しそれぞれの事情を掘り下げて観せてもらいたかったな。

 ToddやCharlieも、いろいろ悩みがありそうだったし。


 でもなんと言っても、Neilです。
ロバート・ショーン・レナード


 どっかで、観たことある顔だなって思ってたんだよね。

 調べてみたら、

 今 FOXで毎週見てる「HOUSE」に出演してた!

 そうか、そうか。

 あの、ハウスといつも仲悪そうで、でもいつも一緒にいる奴か。


 かっこよかったです。Neil。

 でも、Neilの最期が、「カーペ・ディアム(いまを生きた)」

 結果なのか?と思うと、え…って。


 芝居が好きで、初めての舞台。大成功をおさめたのに、

 認めてもらいたかった父親からは、何の理解も示してもらえなかった。

 でも、だからって自ら命を絶つなんて、なんというか、もったいないよ。

 父親に、もっと反抗すればよかったんだ。

 自殺するほどの勇気を、もっと別の方向に向ければよかったんだ。

 命さえあれば、自分の夢だってかなえることはできただろうに。


 と、思いました。

 あんなふうに、切羽詰ったことのない私だからこそ、言えるのかもね。


 でも、Mr.keatingの言っていることは、

 私の心に響いちゃったなぁ(照

 順応することの危険性とか、たとえ人に馬鹿にされても自信を持って、

 自分の道を進め。とか。

 実行に移すのはとても勇気のいることだけど、

 できないとしても、心のすみに置いておきたい言葉だった。


 すごく、いい映画だった。

 原作とかあるんだったら、読んでみたい。