山田洋次監督の
「学校Ⅱ」 を観ました。
昨日と同じく、吉岡さん目当てではありましたが、
観始めて直ぐに、ググっと惹きこまれてしまいました。
やっぱり、山田洋次監督の映画はいいね。
人情ものに弱い私なので、涙止まんないです。
養護学校の先生と生徒を描いた物語ですが、
いろいろなテーマが盛り込まれていたように思いました。
教師とは何なのか、障害を持つ子供たちに、どうやって接していけばいいのかなどの、
様々な疑問を、永瀬演じる新任教師の小林先生が、西田敏行演じるベテランの先生に
ぶつけていくことで、観ている私達に、
色々なメッセージを伝えてくれるんですね(わ、分かりにくい・・・
西田敏行の雰囲気は本当に好きです。
映画の中でも、生徒一人ひとりと心から向きあっている姿は、
今現在高校に通う一生徒として、憧れる先生の姿です。
いしだあゆみは、とても綺麗でした。
永瀬さんも、かっこいいですね。
入学当初のユウヤの面倒を見ているシーンが印象的でした。
吉岡さん演じるタカシと、ユウヤが、影響し合って成長していく姿も印象的だったなぁ。
タカシが成長し、言葉を発することができるようになったあとも、
職業訓練で上手くいかず、ラーメンを前に泣き出すシーンはこっちまで泣いてしまいました。
この映画が1996年のもので、「障害者に対する差別や偏見」がテーマになっていたけど、
どうだろう? なにか変化はあったのかな?
身近に感じることがない分、考えさせられます。
障害者の方たちは、“天使みたいな子”と劇中ではいっていますが、
それを、世の中全ての人たちに納得してもらうには、まだまだ時間がかかるような気がします。