このタイトルの時点で切ないです
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「バットに当たれば誰よりも飛びます」
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金子洋平(日本ハム・外野手)
「遅かれ早かれプロ野球に入った時から、こういう時が来るというのは考えていた。でも実際にそうなると『まさか自分が』という感じでしたよ」
フェニックス・リーグ(宮崎)に参加すると思っていた金子は、荷物整理を終え来季に備えていた。そんな矢先の10月1日。その瞬間は訪れた。自分では気づかなかったが、携帯電話に着信履歴が1件あった。電話の主は日本ハムの二軍マネジャー。不吉な予感が脳裏をよぎったという。
「二軍マネジャーから電話がかかってくる時というのは、一軍昇格か悪い話のどちらかですから。今年は二軍の試合にもあまり出ていない。しかも『明日スーツで寮に来い』ですから。そこで(戦力外の)覚悟を決めました」
06年の大学・社会人ドラフト6巡目で日ハムに入団し、1年目はオープン戦での3本塁打もあり開幕一軍スタート。チーム待望の「右の長距離砲」として、周囲の期待を背負った。だが、徐々にプロの壁と日ハムの選手層の厚さに阻まれ、08年まで2年間、一、二軍の行き来が続き、迎えた今年だった。金子はキャンプから猛アピールに励んだが、オープン戦に入り、2度の軟骨除去の手術経験がある右ヒジに痛みが再発。この影響で5月まで何もできない悶々とした日々が続いた。シーズン中盤には完全に痛みはなくなったが、「時すでに遅し」。チームは金子の復活を待ってはくれなかった。
●二軍で2年連続本塁打王
「プロ入り前の社会人の頃に2度目の手術をして以降、痛みは全くなかった。だから痛みだした時は驚いた。でも今思えば、今年は勝負の年だと思ってキャンプの守備でたくさん球を投げていたし。自分自身、焦っていたんでしょうね」(金子)
ただ、戦力外になった今、本人はそれほど悲観はしていない。古傷は完治している上、年齢も27歳と若い。二軍(イースタン・リーグ)では07、08年と2年連続で本塁打王に輝いた。まだ野球人生の幕を閉じるには早すぎる。
「ヒジの状態もいいですから。トライアウトを受けて、プロを続けたいです。アピールポイントはまず『長打力』。バットに当たれば誰よりも飛びますから。それと『ここ』という時の意外性、勝負強さですね」
プロとして野球をやっていけない状況になったら、「教員を目指す」という金子。
「大学(青山学院)では文学部教育学科だったので、幼児教育とかの単位は取りまくりましたから(笑い)。でも、そういうことを考えていたらプロには残れません。独身だし、失うものは何もない。最後の最後までプロとしてプレーできるよう全力を尽くします」
教壇に立つ夢を心の片隅に置きながら、長距離砲は最後のチャンスに挑む。
◇1981年12月4日、山口県生まれ。177センチ、85キロ。右投げ右打ち。国士舘高校、青学大からホンダを経て06年のドラフト6巡目で日本ハムに入団。「右の和製大砲」として1年目から期待されたが、一軍通算成績は39試合、打率.113、3本塁打、10打点。二軍では07、08年と2年連続本塁打王。今季年俸880万円(推定)。独身。
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入籍、12月出産予定「よけいにプロでやらないと」
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星野八千穂(日本ハム・投手)
●戦力外通告に新妻と泣き明かす
「チャンスはたくさんもらったのに、マウンドで自分自身の弱い部分があったと思います。1本ヒットを打たれたり、四球を出すとネガティブになっていましたから。それが、こうなってしまったんでしょうね」
先月上旬に戦力外通告を受けた星野は、トライアウトに向け千葉県鎌ケ谷市にある日本ハム二軍施設で練習に明け暮れていた。
「とにかく今は練習をやるしかない。練習することで、すべてを忘れようとしている面もありますけどね。その後のことを考える余裕などない。考えたくもありませんし」(星野)
社会人のJR北海道から05年のドラフト7巡目で日ハムに入団。2年間は二軍生活を強いられたが、プロ3年目の08年3月に一軍デビュー。その年、中継ぎとして23試合に登板する活躍を見せた。だが今季は開幕から再び二軍暮らし。結局一度も一軍昇格ができなかったため、戦力外になる危機感は持っていたという。
「もしかしたら、とは思いましたけど。でも、現実にそうなると全身の力が『ハァ~』という感じで抜けていって」(星野)
10月2日、戦力外を正式に伝えられた夜には、昨年入籍したばかりの妻・亜美(つぐみ)さんと2人、涙が枯れるまで泣いた。将来への不安、何より新妻のお腹に宿る第1子の今後を考えると涙が止まらなかった。
「出産予定は12月。たぶん男の子です。妻は今後について『自分の好きなようにやっていいよ』と言ってくれていますが、子供のことを考えるとやはり……。余計にプロでやらないと、という気持ちが強くなっています」
星野の持ち味は右腕から繰り出されるシュート。右打者の内角をえぐる切れ味には自信がある。だからこそ、「まだやれる」という気持ちが強い。
「直球の球威は140キロぐらいなので、あまり三振は取れない。でも、上(一軍)でやってみて、確実にシュートが決まると、内野ゴロを打たせられる。だからあとはその精度でしょうね。左右、緩急を使っていけば抑えられるはずです。体や腕にも何の問題もありませんから。それでもプロで残れないとなったら……、その時考える。それからはいろいろと考えなければならなくなるでしょうが、今は子供も生まれますからね」
頑丈な体を強調しながら、現役続行を願う星野。生まれてくるわが子のためにも弱音を吐いていられない。
◇1980年5月8日、長野県生まれ。180センチ、71キロ。右投げ右打ち。丸子実業高、岐阜聖徳学園大からJR北海道を経て、05年にドラフト7巡目で日本ハムに入団。3年目の08年に一軍初昇格。一軍通算成績は23試合、2勝1敗、防御率4.94。今季年俸1000万円(推定)。既婚(夫人は妊娠中)。
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津田・・・まだ掲載されていないだけだよね?