2ヶ月前に見つかった再発疑いの白い部分は先週のMRIでほぼ消滅していました。

本当にホッとしたのですが、同時に手放しで喜べないこともありました。

MRIレポートには新しい血管が作られている可能性があるので「再発疑い」と書いてあり、私自身MRIの前にコロナにかかっていたのでそのせいではないかと思って、そのことを心の支えにして2ヶ月過ごしました。

でも、今回初めて会ったドクター2人にはっきりと「再発でした」と言われました。

 

脳腫瘍は有効な抗がん剤の種類があまりないので、再発しないことが一番いいんです。だから「再発か再発でないか」というのは私にとってとても重要なんです。でも今回再発と診断されたので、この先また再発してそのうち抗がん剤が効かなくなったらどうするんだろうと不安になりました。G47Δという手もありますが、今のところ東京でしかやってないし、いろんな条件があるらしいので、実際にそれを受けるのはかなり大変そうです。

 

友人たちは喜んでくれて「未来のことを心配するより今のことを考えて。皆いつかは死ぬんだから」と言われ、私はそうだね、とだけ答えましたが、内心はこの病気にかかった人じゃないとこの恐怖はわからないよ、と思いました。頭の中にいつ爆発するかわからない爆弾を抱えているようなものだから。

 

まあそれでも抗がん剤持参で日本に行っていいよと言われたのでそれは嬉しかったです。

これから数週間は日本行きの準備で忙しくなるので、病気のことは忘れられるかな。