みなさんこんにちは。兵庫県で就農準備中のEraです。

 

風邪に関してはかなり良くなりました。

土日はゆっくり休もうと思うので、この間にこれまでのことをゆっくり振り返ってみようと思います。

 

なぜ、農業か

 

 

 

第一回目の記事でも書いたのですが、ざっくり言うと「自然と関わる仕事がしたい、1人で経営もしてみたい」という思いがあったからです。

 

自然との関わり

詳しく言いますと、まず私の生まれが瀬戸内海の小さな島でして、畑も近くにあるし、少し歩けば海、山。もちろん食べ物も、栽培が盛んなミカンから、野菜、魚介類まで、生活の中で自然が大変身近にありました

これらが好きだったので、ずっと「自然と関わるような仕事がしたいな」という気持ちが心の中にはあったのですが、それを秘めたまま、というかたぶん自分でもハッキリとは気付かないまま、サラリーマン生活を続けていました。

 

経営者として

一方で、「自分1人の責任で成り立つような仕事がしてみたい!」という思いもありました。

つまるところ経営者になりたいというものだったのではないかと思います。

 

組織の中で働くなかでは、当たり前ですが仕事は組織としてのやり方に準じます。

自分がいて、先輩と、係長と、課長と、部長と…私は稟議制はそれほど悪い仕組みだとは思わないので、「いちいちハンコを貰うのが煩わしい!スピード感が…」みたいな意見は特に持たなかったですが、それよりも「全部自分の責任出やれた方が気が楽なのになあ」という気持ちが強かったです。失敗したらやっぱり上司や仲間に迷惑がかかってしまいますしね。迷惑かけてばかりでした。

サラリーマンは、よほど上の立場にならない限りは「この仕事は僕の全責任でやります!」と言えないものです。ハンコが座る限り、責任はどうしても上の方にかかってしまいますからね。ですので「失敗しても成功しても俺の責任だ!!」と言えるような感じに憧れていたのだと思います。

 

この二つ、自然に関わることと、全て自分の責任で仕事ができる(経営者になる)ことを満たすのが農業でした。

(漁業も同じように条件を満たしますが、その他諸々の事情から諦めました。。)

 

なぜ、神戸か

これは単純な理由で、妻の実家が神戸だからです。

共働きでの子育てが大変になるつれ、「妻の親元で協力を仰ぎながら暮らすのがよいのではないか」と移住を決意したので、自ずと神戸での就農希望となりました。

都市近郊で農地を探すのはかなりの苦戦を強いられると思いましたが、様々な方のご協力があってなんとか農地の確保ができる予定です。ありがたい、本当にありがたい。

 

なぜ、イチジクか

就農を考え始めた割と初期の段階から、果樹をやってみたいということはぼんやり頭にありました(第一回目の記事に書いたように、初めの初めはほんとに思いつきでしたが笑)。やはり自分の故郷の島がミカンやレモンで有名なので、自分も果樹をやってみたいと。

 

神戸市が産地だったから

その中でもなぜイチジクを選んだかというと、まずは神戸市の一部がイチジクの産地だったからです。

拙い知識の中でも、「非農家出身の自分が0から始めるには、やはりノウハウや販路が確立されているようなものがよいのではないだろうか」ということをぼんやりと思っていました。

もちろん、やりたい作目の選び方は人それぞれなので「私はニッチなところを責めるんだー!」という人がいてもいいと思います。私の場合は先述のとおり非農家出身で全てゼロからのスタートですので、そこにさらに栽培技術自体の確立、また販路開拓等が乗っかってくるのはなかなか大変そうだなと感じたためこのような選び方になりました。

 

単純にイチジクが大好きだから!

そして次に、というか何よりも、イチジクが好きだからです。こればっかりですね。語彙の無さ。

実はイチジクはあまり食べたことがなかったのですが、あるとき直売所で買ったものを食べて感動しました。「やば!こんな美味しいんや!!」って。まずその味に衝撃を受けました。一時期は毎日食べてたなあ。ある意味中毒になってしまったんですね。

それまで、フルーツが好きとは言っても定期的に食べる程ではなかったのですが、直売所でイチジクを買うようになってから「日常にフルーツがあることの幸せ」みたいなものを感じられるようになりました。

 

そんであの見た目。かわいくないですか?フォルムといい色といい、もうなんとも言えず大好きです。葉っぱの形も好きだし、枝も好きだし、全部好きなんです。語彙。

 

なのでイチジク農家さんのもとで初めて収穫のお手伝いをさせていただいた時はかなり嬉しくてテンション上がりました。実際に収穫できるなんて、幸せ以外の何ものでもないと。当時の大興奮のツイートがこちらです。 

 

もしかしたら仕事で関わりすぎたら嫌いになってしまうのでは、と思いましたが、3ヶ月間毎日ではないにしろ収穫のお手伝いをさせていただいて沢山のイチジクに触れても嫌いになってないので、きっとこれからも好き。なはず。

 

ということで、時間があるうちにちょっと自分のことを振り返ってみました。また次回!