コーヒーと散歩

コーヒーと散歩

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人生の中で選択しなければならない時があるから、

ふと選ばなかった未来を憂う時もある。


昔はよく、ああすればよかったとか、こんなんじゃなかったとか…

ウジウジ悩んだもんだ。

しかもそこから抜け出せない。

過去を反省するのは悪くない、そんな時間も大切だと思う。

でもそこで止まっていては何も進まない。それに不幸だ。

不幸な女オーラが濃厚で、極めてイケてない。


生きることは選択の繰り返しだ。

だから、時には間違ったなってこともあると思う。


でも大事なのは選択そのものではなく、

選んでからの身の振り方なのかなと今は思う。


選んだ道を受け止めて、やるべきことをするとか、いっそ楽しむ工夫をするとか、

そんなことの積み重ねが毎日を豊かにしていくんだと思う。

今じゃなくても、これでよかったんだなっていつか思えるように…


うまくいくこともあるし、ダメなときはダメだし、

要は、自分がどう動いて、状況を変えていくかってことだな。


だからこれでいいのだ

毎日を丁寧に生きていこう☆

日が沈むと夜の濃い時間がやってくる。

電気がないから夜がやたら長い。


ロウソクの明かりを囲んでワインを飲むのは

ちょっとしたフランスの田舎にいるような気分。


電池式のラジカセは音は悪いけど、雰囲気のある音を出す。


朝の光はとても眩しい。

目覚ましをかけなくても自然に目が覚める。

体が起きるっていう感覚は、忙しかったここ1カ月に味わうことがなかった新鮮さ。


一滴一滴の水を大事に使う。

毎回の食事がとてもありがたいものなんだなと感じる。


電気、水がないと、不便だけど、ほんのりした幸せを感じた。




地震が起こった時は、会社にいた。


ユラユラ揺れが始り、TVから「緊急地震速。報震度4です。」という音を聞いた直後、

普通じゃない大きな揺れにみんな慌てて外に出た。

歩けないほどの揺れで、その場にしゃがみ込んだ。


街灯がゆらゆらゆれて、池の水は大きく波打って、建物のガラスが割れて、壁が崩れ落ちて、

異様な光景に状況が飲み込めず、ガタガタ足が震えた。

みんな外で、異様な雰囲気に茫然としていた。

何度も来る余震、つながらない携帯・・・

曇りの日で、とても寒かった。


帰路は混雑していたから、歩いて家まで帰った。


道路と歩道は10センチほどずれ、店のガラスは割れ、

崩れ落ちた石塀、瓦が崩れ落ちた屋根が凄まじい地震の様子を物語っていた。

道は渋滞し、信号は機能せず、大きな交差点では警官が交通整理をしていた。

コンビニで早くも物資を確保している人もいた。

1時間ほどで家に着く頃には、公共機関で給水が始まった。


家では本棚、タンスが倒れ、食器が割れ、TVが床に落ち、ピアノが30センチずれていた。

電気も水道も使えなかったけど、ガスは使えたから、もらった水で米を炊き、キャンドルと懐中電灯を灯して夕食を食べた。


みんなの無事が嬉しかった。


でも、地震の後に津波が東北地方を襲い、大勢の犠牲者を出したことを知ったのは、携帯が通じ、新聞を見た翌日のことだった。


一人でも多くの命が助かりますように。心から祈ります。