映画「45年後のアイ・ラヴ・ユー 原題 Remember Me」を見ました。

 

物語を簡単に言うと、舞台女優と演劇評論家が道ならぬ恋に落ちたが別れて、それぞれ別の人生を歩んでいた。

45年経って女優がアルツハイマーで施設に入所したことを知った演劇評論家は彼女の記憶を取り戻させようと試みる物語。

主人公の子ども夫婦や孫娘の恋も平行して上手く描かれている。

 

僕も年を取り昔の恋を思い出すことがある。

あの時、一歩踏み出せば恋は成就したのにとか、彼女の誘いを断るべきではなかったとか考えるのだけれど、その頃、好きな女(ひと)には妙に潔癖だったり、遊びで関係を持つべきではないとか考えていた。

純情だったんだなと思う。

 

映画に話を戻すと、この物語は老いらくの恋というか、かつて愛した女(ひと)だから健康でいて二人の恋を覚えていて欲しいという樹雲水名気持ちが感じられて清々しい。

自然に涙活できる良い映画だと思った。

エンドロール後半のピアノ曲が素敵だ。

 

2019年製作/89分/スペイン・アメリカ・フランス合作
原題:Remember Me
配給:松竹