警察や札幌市によりますと、この部屋には87歳の母親と61歳の長男が住み、
3年前から生活保護を受給しましたが、ことし5月からは保護費を受け取っていなかったということです。
警察によると、この部屋では今月12日以降、水道が止められていたほか、
電気も止められ、部屋の新聞受けや玄関付近には新聞がたまったままになっていたということです。
新聞の集金を担当していた女性は
「女性は、よく医療機関に通っていたようだ。この部屋の人からは、ことし9月ごろに
『代金を払えない』と言われ、それ以降は滞納していた」と話していた。
2人の遺体は、いずれも痩せ細っていたということで、警察は2人は、
この部屋の親子とみて確認を急ぐとともに、死亡した、いきさつについても調べています。
という事で、またしてもやり切れないニュースを目にしてしまいました。
こういう状況に陥ってしまい、衰弱死したケースは今年の始めにも札幌で起きていました。
札幌市白石区東札幌5の6のマンション3階一室で女性2人が死んでいるのを、北海道警札幌白石署員が発見。
部屋に住む40代の姉妹とみて確認を急いでいる。
2遺体に目立った外傷はなかったが、知的障害のある妹とみられる女性がやせ細っていた。
同署は姉が死亡後、妹が衰弱死した可能性があるとみている。
同署によると、2遺体はともに40歳前後で死後1カ月程度。
別々の部屋で見つかり、姉とみられる女性はベッドの脇で、妹とみられる女性はベッドの上で死んでいた。
部屋は施錠され、居間のテーブルの上には現金約4万3000円が置かれていた。
部屋のガスは昨年11月末に止められ、電気も止まっていた。
姉妹は両親と死別し、2人暮らし。親戚とは5年近く連絡を取っていなかったらしい。
妹の障害者年金で生活していたとみられ、生活に困窮していた可能性がある。
この事も記憶に新しいにも関わらず、再び起きてしまった“衰弱死”という悲惨な現実。
今、何かと“ナマポ”という事に関して厳しい目が向けられていますが
こうやって“ナマポ”が無いと生活出来ない人が居るにも関わらず、舐めた輩達のせいでこういう悲劇が起こっている現実。
こんな切ないニュースは見たくありませんね。