今日のお昼はおろしカツ丼 | 人生は野菜スープ~アエリエルのブログ、または午前0時&午後3時毎日更新の男

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元職・雑誌フリーライター。バツイチ独身。午前0時か午後3時に定期更新。主な内容は軽音楽(ジャズ、ロック)、文学(現代詩)の紹介・感想文です。ブロガーならぬ一介の閑人にて無内容・無知ご容赦ください。

 引っ越し以来近所のスーパーには実に助かっていて、距離で言えば200メートルもありませんが何しろ急な坂道なので徒歩3分はかかりますが、店内の散策とアパートからの往復でも約2,000歩は歩くので、引っ越しで傷めた足腰のリハビリになっています。引っ越し直後の足腰の痛みは特に膝と足首に集中して、ちょっと動かすと神経痛が走り、一週間ほどは寝起きでも手を突かねば起き上がれず、室内でも壁に手を突かねば動けず、外出するにも脚を引きずるようでした。40肩ならぬ50膝(と足首)とはこういうものかと思った次第で、何かのアンケートのついでに試供品が届いたまま開封していなかった「膝関節の痛みを改善」するという栄養機能性補助剤錠を毎食後に服用し、テレビの深夜の通販番組でよく宣伝されている製品ですが、実際三週間あまり飲むと、運動習慣の成果もあるでしょうが、確かに改善されているような気がします。
 激痛続きの時はこれはもしかしたら脚気では、と疑うほどで、中学校の保健体育では「腱反射低下」も教わった記憶があるので自分でトンと叩いてみましたが、一応両膝とも反射反応があるのでホッとしました。脚気の原因はビタミンB1不足、と解明されるようになったのはようやく大正時代になってからで、日露戦争(明治37年~明治38年、1904年~1905年)では当時まだ白米食が贅沢だった頃に徴兵・志願兵を満足させるため、大本営陸軍部が勅令(天皇命)によって指示された戦時兵食「白米6合」を遵守し、結果的に、陸軍で約25万人の脚気患者が発生し、約2万7千人が死亡する事態となっています。麦飯や米糠つき米に含まれるビタミンB1の不足のためで、その背景では軍医総監・森鷗外が軍部による「白米6合」の兵役誘致方針に迎合したというオマケまでついています。ビタミンB1は糖質および分岐脂肪酸の代謝に用いられ、不足すると脚気や神経炎などの症状を生じるとその後解明されました。酵母、豚肉、胚芽(米糠、ふすまなど)、豆類に多く含有されますが、他にはソバ、全穀パン、牛乳、緑黄色野菜、たらこ、うなぎ、蠣などに含まれ、不足しやすいビタミンの一つです。筆者はドラッグストアでビタミンB1中心のビタミンB類(B2、B6、B12)、ビオシン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸混合錠を買ってきました。ビオシン、ナイアシンはビタミンC同様に皮膚や粘膜の健康を維持し、ビタミンB12は赤血球の形成を助ける養分です(と栄養剤のパッケージに書いてありました)。本当に脚気の気があるかどうかはともかく、消耗が激しいほど多くの摂取量が必要だそうです。そこでせめて今日はスーパーで買ってきた、大根のおろしかけカツ丼を昼食に摂るつもりです。