(8)ビルボード(全米)TOP40、1980年最終週10位~6位! | 人生は野菜スープ~アエリエルのブログ、または午前0時&午後3時毎日更新の男

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元職・雑誌フリーライター。バツイチ独身。午前0時か午後3時に定期更新。主な内容は軽音楽(ジャズ、ロック)、文学(現代詩)の紹介・感想文です。ブロガーならぬ一介の閑人にて無内容・無知ご容赦ください。

ブロンディ - 夢みるNo.1 (Chrysalis, 1980)



バーブラ・ストライサンド&バリー・ギブ - ギルティ (CBS Columbia, 1980)

↑7 8 GUILTY / BARBRA STREISAND & BARRY GIBB (Columbia, 1980) :  

↑10 12 TELL IT LIKE IT IS / HEART (Epic, 1980)

 今回も42年前、多彩なアーティストと楽曲がひしめいていた1980年12月27日(土)、つまり1980年最終週のビルボード(全米)TOP40チャートから、5曲ずつ順を追って10位から5位をご紹介していきます(業界誌ビルボード誌の週間チャート=Weekly Chartの集計結果は毎週土曜日に発表されます)。アメリカの音楽業界は夏休み向け(7月~8月に向けて5月~6月リリース)とクリスマス向け(12月に向けて10月~11月リリース)に力を入れるのが当時の慣習だったため、今回ご紹介している42年前の1980年12月27日のチャートでは、即座に上位までヒットした曲が徐々に下降中か、下位からじわじわとヒットしていきチャート上位に上りつめる曲が上昇中かで、下位から上位まで見逃せない曲が並ぶのはこれまでにご紹介してきた通りです。各アーティストの生没年(グループの場合は活動年)、各曲の最高位を上げておきましょう。今回ではすでにTOP10入りヒット、また明日の最終回ではTOP5ヒットに上りつめているので、TOP3またはNo.1ヒットならずとも十分に大ヒットと呼べるチャート実績を記録した曲ばかりです。今回はTOP5ヒットにまで上がる曲を3曲含み、そのうち2曲はTOP3まで、さらに1曲はNo.1ヒットに輝きます。また今回の10位~5位の5曲のうちバーブラ・ストライサンド&バリー・ギブの「Guilty」以外の4曲はいずれも当時のMVの視聴リンクを引くことができました。今回はバーブラ&バリー・ギブ以外は(当時)比較的新しい、デビューから5、6年以内のアーティストが並びますが、各アーティストにとっても1980年~1981年を代表する、年をまたぐ大ヒット曲となっています。
↑6 10 EVERY WOMAN IN THE WORLD「ときめきの愛を」/ AIR SUPPLY(1976-) (Arista, 1980.10) US♯5, Adult Contemporary chart♯2, 1981 Year-end charts♯27
↑7 8 GUILTY「ギルティ」/ BARBRA STREISAND(1942-) & BARRY GIBB(1946-) (Columbia, 1980.10) US♯3, Adult Contemporary chart♯5, 1981 Year-end charts♯29
↑8 11 THE TIDE IS HIGH「夢みるNo.1」/ BLONDIE(1976-1982, 1997-) (Chrysalis, 1980.10) US♯1, 1981 Year-end charts♯17, UK♯1
→9 9 HIT ME WITH YOUR BEST SHOT「強気で愛して」/ PAT BENATAR(1953-) (Chrysalis, 1980.9) US♯9, 1981 Year-end charts♯46
↑10 12 TELL IT LIKE IT IS「テル・イット・ライク・イット・イズ」/ HEART(1975-) (Epic, 1980.11) US♯8, Adult Contemporary chart♯43, 1981 Year-end charts♯87

 まず今回の5曲を最高位順に上げると、ブロンディの「夢みるNo.1 (The Tide is High)」が邦題通りNo.1ヒットになり、次いでバーブラ&・ストライサンド&バリー・ギブの「ギルティ (Guilty)」が最高位3位、次にエア・サプライの「ときめきの愛を (Every Woman In The World)」が最高位5位、ハートの「テル・イット・ライク・イット・イズ (Tell It Like It Is)」が最高位8位、パット・ベネターの「強気で愛して (Hit Me With Your Best Shot)」が最高位9位となっています。

 パット・ベネターはスージー・クワトロやスウィートを手がけてきたハード・ロック系ポップスの辣腕プロデューサー、マイケル(マイク)・チャップマン(不運にも、ジョン・レノン殺害犯と同名異人になってしまいましたが)によって1979年9月にアルバム『真夜中の恋人達 (In the Heat of the Night)』(全米12位)とシングル「Heartbreaker」(最高位23位)でデビューし、以後TOP40ヒットを連発、1980年度から4年連続グラミー賞最優秀女性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞を受賞、現在までに200万枚突破のアルバムを2作、100万枚突破のアルバムを5作、TOP40ヒットを15曲持つ人気女性ハード・ロック・ヴォーカリストになりました。'70年代のヒットメイカー、チャップマンのプロデュースらしく'70年代的なオーソドックスなハード・ロック系ポップスのシンガーですが、1978年~1979年前半のチャートはディスコ系楽曲が席巻していたので、ディスコに飽きてきたリスナーにはベネターのデビューも新鮮に受けいれられたのでしょう。またベネターの成功によって「ミスティ・ハート (Harden My Heart)」(1981年、最高位3位・年間チャート13位、アルバム8位・年間チャート20位、シングル・アルバムともにミリオンセラー)を大ヒットさせたクォーターフラッシュなどフォロワーの出現、元ランナウェイズのジョーン・ジェットのカムバックなど、次に上げるハートとともに、女性ハード・ロッカーの支持層が定着した功績は大きなものです。

 最高位8位まで上ったハートの「テル・イット・ライク・イット・イズ」は1967年初頭に最高位2位(1位はモンキーズの「I'm A Believer」に阻まれ獲得できませんでした)まで上ったソウル・シンガー、アーロン・ネヴィルのヒット曲のカヴァーですが、カナダのカントリー歌手アンディ・ウィリアムズのカヴァー(1975年)、ソウル色の強いカントリー歌手ジョン・ウェズリー・ライルズのカヴァー(1976年)を経て、カナダ出身の女性ヴォーカル・ハード・ロック・バンド、ハートの2枚組ベスト&ライヴ盤『Greatest Hits/Live』1980への新曲として収録、シングル・カットされたこのヴァージョンがカヴァー・ヴァージョン(ハート以後にもカントリー歌手によるカヴァーが2種類あります)ではもっともヒットしました(カナダでは最高位4位)。ハード・ロック冬の時代にカナダからデビューしたハートはリード・ヴォーカルのアン、ギター&ヴォーカルのナンシーのウィルソン姉妹のヴィジュアル的魅力と、レッド・ツェッペリン系のサウンド(辛辣なロック誌からは「乳房のついたロバート・プラント」と揶揄されましたが)で、1970年代半ばデビューのハード・ロック・バンドとしては例外的に高い人気を誇ったバンドです。オールディーズ的趣味もツェッペリンにもあった要素ですから、このカヴァー曲もハード・ロックとは言えませんが、TOP10ヒットになっただけある、原曲の良さを生かした良い出来です。ハートはのち人気凋落に陥り、やはり'80年代に人気の凋落していたColumbia/CBS/Epic系のエアロスミスやチープ・トリック同様に自作路線を一旦捨てて、外部ライターからのキャッチーな提供曲でゴージャスなポップ路線で大ヒットを放ちカムバックに成功したバンドで、ウィルソン姉妹を中心に今でも現役の人気バンドの座を保っています。2022年には姉のアンさん抜きで代役シンガーを迎え、かつ妹のナンシーさんのソロ・アルバムのメンバーで「ナンシー・ウィルソンズ・ハート」名義のツアーが行われましたが、これも中心メンバーが70代になったバンドならではの臨機応変な活動ぶりと見るべきでしょう。

 1978年~1979年のディスコ席巻時代は1980年にはソウル系AORに解消されたとも言えますが、コーポレーション・ポップ的なクリストファー・クロスのデビューとともにオーソドックスなフォーク・ロック~シンガーソングライター系の作風でオーストラリアからワールドワイド・デビューしたのが、オーストラリア本国では1978年からヒットを放っていた、デュオ・ヴォーカルをフィーチャーしたエア・サプライでした。ほとんど当時の日本のニューミュージック(今日のJ-POP)と変わらない、オフコースやチャゲ&飛鳥、ゆずやコブクロのようなこのデュオは、「Lost In Love」(全米3位)でたちまち人気グループとなり、世界リリース第2弾「All Out of Love」(全米2位)で人気を固め、この「ときめきの愛を (Every Woman In The World)」(全米5位)のリリース前には来日公演を成功させ、以降も陸続とヒットを連発しました。エア・サプライほど音楽ジャーナリズムからの批評を意に介せず、ファンのみに音楽を送っていたグループはいないでしょう。批評家やリスナーを挑発するようにミュージシャンとしてのレベルをひたすら上げていたスティーリー・ダンとは対蹠的な存在ですが、それを批判することはできません。たとえその音楽がジャーナリズムからの批判の通り、ちっとも面白くなくてもです。

 最高位3位まで上がったバーブラ・ストライサンド&バリー・ギブの「Guilty」はバリー・ギブ(ビージーズ)の楽曲提供&プロデュース作『Guilty』(Columbia, 1980.9、全米始めヨーロッパ諸国でNo.1ヒット・アルバム)からの第2弾シングルです。 日本盤ではピンクのカラー・レコード仕様でリリース(そのため盤質の粗さからオーディオ・マニアに音質劣化を指摘されました)されたこのアルバム中、ギブとのデュエット曲2曲のうちアルバム・タイトル曲になった曲で、第1弾シングル「Woman In Love」(全米1位)が22位への下降中のこの週に早くも7位まで上がっています。アルバムもバリー・ギブのプロデュース下リチャード・ティー、コーネル・デュプリー、リー・リトナー、スティーヴ・ガッドら「スタッフ」勢にTOTOのメンバー(つまり絶頂期ボズ・スキャッグスのメンバー)と、ニューヨークとロサンゼルスのトップ・ミュージシャン総動員のとんでもない予算をかけた力作にして意欲作でした。バリー・ギブは本作の実績から1980年代前半にはディオンヌ・ワーウィック、ダイアナ・ロスのアルバム・プロデュースにも起用されており、ディオンヌ盤も佳作でしたが、バーブラのデビュー18年目にして第22作目のアルバムとなったこの『Guilty』がやはりずば抜けて成功しています。日本ではバーブラのアルバムはロック系の洋楽誌(ミュージック・ライフ、ロッキンF、ロッキングオン誌など。また広いジャンルをあつかっていたミュージック・マガジン誌はCBSソニーの誇大宣伝を批判していたため、CBSソニー側もミュージック・マガジン誌への広告掲載を報復忌避していました)ではプロモーションされず、もっぱら「レコード・マンスリー」などの業界誌(これはクラシックからポップスまで全メジャー会社の新譜リリースのデータやミュージシャンのニュースが掲載され、レコード店の店頭で無料で配布されていたため、毎号欠かさず入手して枕頭の書にしていました。1980年度の日本・海外の新作ロックLP時評は日本の元祖ビートルズ研究家、故・香月利一氏が担当しており、香月氏は公平で先見性のある時評で信頼のおける人でした)やFM情報誌、オーディオ雑誌(当時はそうした雑誌があったのです)がバーブラのアルバムの広告媒体だったため、アメリカ本国での地位に較べて日本では割を食っていた感があります。バーブラは1942年にミュージカル畑からデビュー、'60年代、'70年代にNo.1ヒット・アルバムを連発し、2014年9月のデュエット・アルバム『パートナーズ (Partners)』でも初登場を首位で飾り、女性アーティストのNo.1アルバム最多記録を10作に更新するとともに、1960年代・1970年代・1980年代・1990年代・2000年代・2010年代の6つの年代でNo.1ヒット・アルバムを持つアーティストとなった、アメリカ音楽史上最大のレコード売り上げを誇る女性歌手です。アルバムのオープニング曲にしてハイライト・チューンのバリー・ギブとのこのデュエット曲は背徳的な恋を歌って天上のように美しいホワイト・ソウル・ファンク・バラードで、曲良し歌良し演奏良しの文句のつけようのない、スティーリー・ダン同様42年後の現在聴いてもまるで古びていないばかりか最新録音と言っても通用する、極上のAOR曲です。百戦錬磨のプロの仕事とはこういう曲のことでしょう。

 最高位1位まで上がったブロンディの「夢みるNo.1」はジャマイカのロック・ステディ(ジャマイカ流ロックでレゲエ、スカ、ダブの前身となったスタイル)のグループ、ザ・パラゴンズ1967年の曲のカヴァーで、特にチャート・イン実績もなく、ジャマイカの他では当時イギリスで話題になっただけの埋もれた曲でした。ブロンディは1980年11月のアルバム第5作『Autoamerican』(全米7位・全英3位、このアルバムのプロデュースもマイク・チャップマンです)からのシングル第1弾でこのカヴァー曲をリリースしています。1980年のブロンディは映画『アメリカン・ジゴロ』挿入歌「Call Me」(全米1位6週連続、1980年全米年間チャートNo.1、'80年代10年間チャート8位、1958-2021年チャート64位・全英1位)でバンド史上最大のヒットを飛ばし、人気絶頂期のこの年に、「夢みるNo.1」はアメリカでは1979年の「Heart of Glass」、前述の「Call Me」に続く3曲目のNo.1ヒット(『Autoamerican』からの第2弾シングルで1981年1月リリースの「ラプチャー (Rapture)」も4曲目のNo.1ヒットになり、1981年年間チャートでは年間17位の「夢見るNo.1」より上位の年間15位になっています)、アメリカより人気が先行していたイギリスでは5曲目(1979年の「Sunday Girl」、1980年の「銀河のアトミック (Atomic)」を含む)のNo.1ヒットになりました(イギリスでは「ラプチャー」は最高位5位にとどまり、次のイギリスでのNo.1ヒットは再結成・18年後の「Maria」1999になります)。ブロンディは次に、実質的にブロンディとシック(バーナード・エドワーズ&ナイル・ロジャース)の混成メンバーによるデボラ・ハリーのソロ・アルバム『KooKoo』1981(全米25位・全英6位)で健闘しますが、1982年のアルバム第6作『The Hunter』(全米33位・全英9位)で失速し、リーダーのクリス・ステインの闘病とステイン夫人デボラによる看護の専念のため1999年の再結成まで沈黙するも、旧作はロングセラーを続け長い人気を保ち続けました。ニューヨーク・パンクのバンドとして、ブロンディは'70年代のパンク出身バンドでは最大の商業的成功を収めたバンドでした。またオールディーズ、ガレージ・ロック、ガール・ポップ、パンク、ディスコ、エスノ=ワールド・ミュージックまで幅広い要素を巧みに融合した音楽性(ニューヨーク・パンクの盟友バンド、トーキング・ヘッズもより土着的なエスニック・ミュージックまで幅広い音楽的視野がありましたが、自然なポップさやチャート実績ではブロンディにかないません)は、デボラ・ハリーのセックス・シンボル的存在感とともに、ブロンディを音楽的にも豊かで華のある女性ヴォーカル・バンドとして、今なお高い評価と幅広い人気を誇つ存在としています。

 さて、TOP40も明日はTOP5ヒットに迫り、ますます1980年末~1981年初頭を飾る大ヒット曲で最終回を迎えることになります。今回も最後に予告と参照を兼ねて、1980年12月27日(土)のTOP40と1980年度年間チャート、1981年度年間チャートを添えておきましょう。次回の明日はいよいよ最終回のTOP5圏内、5位~1位です。

1980/12/27
今週 先週 song / artist
↑1 3 JUST LIKE STARTING OVER / JOHN LENNON
→2 2 MORE THAN I CAN SAY / LEO SAYER
↑3 4 LOVE ON THE ROCKS / NEIL DIAMOND
↓4 1 LADY / KENNY ROGERS
↑5 6 HUNGRY HEART / BRUCE SPRINGSTEEN
↑6 10 EVERY WOMAN IN THE WORLD / AIR SUPPLY
↑7 8 GUILTY / BARBRA STREISAND & BARRY GIBB
↑8 11 THE TIDE IS HIGH / BLONDIE
→9 9 HIT ME WITH YOUR BEST SHOT / PAT BENATAR
↑10 12 TELL IT LIKE IT IS / HEART
↑11 16 PASSION / ROD STEWART
↑12 14 DE DO DO DO, DE DA DA DA / POLICE
↓13 5 MASTER BLASTER / STEVIE WONDER
↓14 7 ANOTHER ONE BITES THE DUST / QUEEN
↑15 17 IT'S MY TURN / DIANA ROSS
↑16 22 I MADE IT THROUGH THE RAIN / BARRY MANILOW
↑17 20 CELEBRATION / KOOL & THE GANG
↑18 19 EVERYBODY'S GOT TO LEARN SOMETIME / THE KORGIS
↑19 26 I LOVE A RAINY NIGHT / EDDIE RABBITT
↑20 27 HEY NINETEEN / STEELY DAN
↑21 29 TIME IS TIME / ANDY GIBB
↓22 13 WOMAN IN LOVE / BARBRA STREISAND
↑23 25 SUDDENLY / OLIVIA NEWTON-JOHN & CLIFF RICHARD
→24 24 I BELIEVE IN YOU / DON WILLIAMS
↓25 15 YOU'VE LOST THAT LOVIN' FEELING / DARYL HALL & JOHN OATES
↑26 28 ONE STEP CLOSER / THE DOOBIE BROTHERS
↓27 18 WHIP IT / DEVO
↑28 38 GIVING IT UP FOR LOVE / DELBERT MCCLINTON
↑29 33 TOGETHER / TIERRA
↑30 45 MISS SUN / BOZ SCAGGS
→31 31 NEVER BE THE SAME / CHRISTOPHER CROSS
↓32 21 GOOD OL' BOYS (DUKES OF HAZZARD THEME) / WAYLON JENNINGS
↑33 39 9 TO 5 / DOLLY PARTON
↓34 30 I'M COMING OUT / DIANA ROSS
↓35 34 GIRLS CAN GET IT / DR. HOOK
↑36 44 THE WINNER TAKES IT ALL / ABBA
↑37 59 SAME OLD LANG SYNE / DAN FOGELBERG
↓38 23 SEQUEL / HARRY CHAPIN
↑39 53 KEEP ON LOVING YOU / REO SPEEDWAGON
↑40 46 KILLIN' TIME / FRED KNOBLOCK & SUSAN ANTON

◎1980 Year-end chart
Rank Title / Artist
1 CALL ME / BLONDIE
2 ANOTHER BRICK IN THE WALL / PINK FLOYD
3 MAGIC / OLIVIA NEWTON-JOHN
4 ROCK WITH YOU / MICHAEL JACKSON
5 DO THAT TO ME ONE MORE TIME / CAPTAIN & TENNILLE
6 CRAZY LITTLE THING CALLED LOVE / QUEEN
7 COMING UP (LIVE AT GLASGOW) / PAUL MCCARTNEY & WINGS
8 FUNKY TOWN / LIPPS INC.
9 IT'S STILL ROCK AND ROLL TO ME / BILLY JOEL
10 THE ROSE / BETTE MIDLER
11 ESCAPE / RUPERT HOLMES
12 CARS / GARY NUMAN
13 CRUISIN' / SMOKEY ROBINSON
14 WORKING MY WAY BACK TO YOU / SPINNERS
15 LOST IN LOVE / AIR SUPPLY
16 LITTLE JEANNIE / ELTON JOHN
17 RIDE LIKE THE WIND / CHRISTOPHER CROSS
18 UPSIDE DOWN / DIANA ROSS
19 PLEASE DON'T GO / K.C. & THE SUNSHINE BAND
20 BABE / STYX
21 WITH YOU I'M BORN AGAIN / BILLY PRESTON & SYREETA
22 SHINING STAR / MANHATTANS
23 STILL / COMMODORES
24 YES, I'M READY / TERI DE SARIO WITH K.C.
25 SEXY EYES / DR. HOOK
26 STEAL AWAY / ROBBIE DUPREE
27 BIGGEST PART OF ME / AMBROSIA
28 THIS IS IT / KENNY LOGGINS
29 CUPID/I'VE LOVED YOU FOR A LONG TIME / SPINNERS
30 LET'S GET SERIOUS / JERMAINE JACKSON
31 DON'T FALL IN LOVE WITH A DREAMER / KENNY ROGERS/KIM CARNES
32 SAILING / CHRISTOPHER CROSS
33 LONGER / DAN FOGELBERG
34 COWARD OF THE COUNTY / KENNY ROGERS
35 LADIES NIGHT / KOOL & THE GANG
36 TOO HOT / KOOL & THE GANG
37 TAKE YOUR TIME / S.O.S. BAND
38 NO MORE TEARS / BARBRA STREISAND & DONNA SUMMER
39 MORE LOVE / KIM CARNES
40 POP MUZIK / M
 
◎1981 Year-end chart
Rank Title / Artist
1 BETTE DAVIS EYES / KIM CARNES
2 ENDLESS LOVE / DIANA ROSS & LIONEL RICHIE
3 LADY / KENNY ROGERS
4 (JUST LIKE) STARTING OVER / JOHN LENNON
5 JESSIE'S GIRL / RICK SPRINGFIELD
6 CELEBRATION / KOOL & THE GANG
7 KISS ON MY LIST / DARYL HALL & JOHN OATES
8 I LOVE A RAINY NIGHT / EDDIE RABBITT
9 9 TO 5 / DOLLY PARTON
10 KEEP ON LOVING YOU / REO SPEEDWAGON
11 THEME FROM THE GREATEST AMERICAN HERO / JOEY SCARBURY
12 MORNING TRAIN (9 TO 5) / SHEENA EASTON
13 BEING WITH YOU / SMOKEY ROBINSON
14 QUEEN OF HEART / JUICE NEWTON
15 RAPTURE / BLONDIE
16 A WOMAN NEEDS LOVE / RAY PARKER JR. & RAYDIO
17 THE TIDE IS HIGH / BLONDIE
18 JUST THE TWO OF US / GROVER WASHINGTON JR./BILL WITHERS
19 SLOW HAND / POINTER SISTERS
20 I LOVE YOU / CLIMAX BLUES BAND
21 WOMAN / JOHN LENNON
22 SUKIYAKI / A TASTE OF HONEY
23 THE WINNER TAKES IT ALL / ABBA
24 MEDLEY / STARS ON 45
25 ANGEL OF THE MORNING / JUICE NEWTON
26 LOVE ON THE ROCKS / NEIL DIAMOND
27 EVERY WOMAN IN THE WORLD / AIR SUPPLY
28 THE ONE THAT YOU LOVE / AIR SUPPLY
29 GUILTY / BARBRA STREISAND & BARRY GIBB
30 THE BEST OF TIMES / STYX
31 ELVIRA / OAK RIDGE BOYS
32 TAKE IT ON THE RUN / REO SPEEDWAGON
33 NO GETTING' OVER ME / RONNIE MILSAP
34 LIVING INSIDE MYSELF / GINO VANNELLI
35 WOMAN IN LOVE / BARBRA STREISAND
36 BOY FROM NEW YORK CITY / MANHATTAN TRANSFER
37 URGENT / FOREIGNER
38 PASSION / ROD STEWART
39 LADY (YOU BRING ME UP) / COMMODORES
40 CRYING / DON MCLEAN

(以下次回、最終回)