朝から雨。寒い一日だった。

寒さで目が覚めた。だだだ暖房ーーーーう!
付けに行こうとして、ベッドの上を見てぎょっとした。

茶色い物体がいっぱい!

昨日スアードにヘンナをしてもらっていた。
左手全体にヘンナを施してもらって、布で巻いたんだけど。
朝までそのままに、と言われて。
水分がぬけたヘンナが粉々になって、布からこぼれ落ちていた。
スアード様!!シーツが大変でしてよ。泣

雷!!
神の怒り!?ってくらいすごいのが一発。
洗濯をすませ、街に出た。
PUBULINETにしばらくいると、
マダムが「今日はもう終わりです」
聞けば天候が悪いからと。

外に出てびっくり!
PUBULINETの前の道、

洪水!?

タクシーが半分水に浸かってる。
えーっ!うちに帰れーん!!!

30分くらいの間にこんなことに!
さっきすごい雨降ったの? とおじさんにきく。
雨はそんなに降ってないけど。 とおじさん。

じゃなんでこんなに水があふれてんの?
水路が麻痺したんじゃない?
マンホールがあると思われる場所から
ぼこぼこと泥水があふれていた。

すごい!こんなの初めて!(不謹慎)
シャンピオンで買い出ししようとしたら、泥水の海になっていた。
みんな向こう岸からこちらに渡れなくて困っていた。

ビニール袋を履いて! 渡ってる親子あり。
パンツをものっすごい折り曲げてはだしで歩く女子達あり。
おんぶしあってるおじさんたちあり。
おもしろすぎた。
おもしろすぎた。
激写したかった。

家に戻ると大家のスアードが
fifi、冬が来たねー
と言った。そして
fifi(娘の方)とイーマーン(妹)は
シャンピオンに閉じ込められてるの!


あー。やめてやめて。また笑いがこみ上げてきた。
でも友達の家は玄関が浸水して大変だったらしい。
冬、こわいかも。
今日は手にヘンナをしてもらった。

お昼にチュニスエアーへ行ってチケットを取ってきた。
来週の今頃はシチリアだ!わーい。
STUDENT価格でチュニスシチリア往復 D,257(約¥23000)
すてき。

午後はチュニジア方言の授業。
なんだかいつもより夕方の街がにぎやかで。
ラマダンの終わりが近づいてるのを感じた。
急にラマダンが終わるのが寂しくなった。

ご飯を食べていたら
スアードの妹、イーマーンからメールが。
そろそろヘンナするよ。みんな待ってるから!

ヘンナはムスリマの女性が手に施すおしゃれ。
赤い染料で模様を描く。
チュニジアでも南部では、普段からヘンナをしている人もいるそうだけど、
首都では、お祭りや結婚式の時などの特別なものになっているそうだ。
日本でも最近はナチュラル志向で髪を染めるのに人気がでてきている。

私は足と左手にしてもらった。
明日の朝までそのままにしておいてね。
その方がきれいな赤色になるから。

そうスアードがいった。
今日は大家さんのスアードたちとお菓子作り

PUBLINETにいると携帯が鳴った。
「ハルウィーヤート作るからおいで!」
スアードたちはイードに備えてお菓子を作るらしい。

すぐ行く!と言って家に向かった。
モスクの前は祈りをささげる人が道まであふれていた。
きっとアラファトの死を悼んでいるんだ。
心の中で彼の冥福を祈った。

スアードの家に着くと夕食の準備中で。
またごちそうになってしまった。
ハルワーは食後に作ると気付いたのは
だいぶ後のことだった。


食事を作る間もみんなアルジャジーラで中継を見ていた。
アラファトの遺体や家族がエジプトへ向かっていた。

アラファトがいなくなったら、
パレスティナはどうなるのかな?誰がリーダーになるの?

と私がきくと
彼の代わりはいないのよ。
アラファトはパレスティナの人々にとって
親友であり、仲間であり、家族だったの。
みんな40日間喪に服すわ。

とスアードが言った。
にぎやかで冗談ばかりいう彼女が
いつになく静かな声だった。


さて。
ハルウィーヤートはものすごい量でした。
小麦粉を6k、卵を20個、油を2k 使ったの!!
砂糖は・・・そりゃもう沢山。
縦150cm、横80cmはあろうかという大きな鉄板3枚分
絞り出して並べるだけで
みんな疲労困ぱい。
夜も更けたので部屋へ戻った。

大きな鉄板は近所のパン屋さんで焼くらしい。
そりゃそうよね。
あの巨大な玄関がお菓子の鉄板でいっぱいでしたもの!
年に一度のお祭りだもんね。
作るの大変だったけど、楽しかったよ!