裁判所の公式動画 文字起こし 中学生以上
ビデオ「子どもにとって望ましい話し合いとなるために」年代別説明編:中学生以上
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(子どもの年代別説明編)
(子どもにとって望ましい話し合いとなるために)
これから子どもの年代ごとに、
子どもの一般的な特徴、
子どもが両親の争いから受ける影響、
そして子どものためにできることのヒントを説明していきます。
(子どもの一般的な特徴)
(子どもが両親の争いから受ける影響)
(子どものためにできることのヒント)
子どもにとって望ましい話し合いとなるために
両親に知っておいてほしい
大事な情報です。
子どもの年代については
おおよその目安とお考えください。
(中学生以上)
(子どもにとって望ましい話し合いとなるために)
中学生以上について見てみましょう。
(14歳の息子)
(携帯電話ばかり見ていてほとんど話をしない。
夫婦げんかと関係ある?)
子供が家では
携帯電話をいじってばかりで
ほとんど話をしません。
夫婦げんかは多いけど
もう子供も大きいですし、
でももしかして関係あるんでしょうか?。
(14歳の娘)
(夫婦のことで私の相談相手になってくれる)
娘が夫婦のことで
私の良い相談相手になってくれて
親子の絆が強まっています。
やっぱりもう大人ですね。
心配することはないですよね。
この年代の子供は
学校生活や部活動、
友人関係など
家庭の外での活動を大切にして、
親からの自立が進んで行きます。
(中学生以上 ①自立が進んでいく )
仕事仕事ってあたしだって家庭のことで疲れてるわよ。
家庭のことはお前に任してんだろ。
これ以上どうやってやれって言うのよ。
毎日毎日喧嘩して、俺の将来のこととかちゃんと考えてくれてんの?。
(中学生以上 ②親の愛情や支えも必要 )
もういい。お前とは離婚だ。
はぁ?!離婚すればことがすむの?
自分一人で対処することが難しい場面も少なくありません。
そのような場面ではまだ親に頼りたいと思っています。
(中学生以上)
(特講 ①自立が進んでいく )
(特徴 ②親の愛情や支えも必要 )
(子供を両親の争いに巻き込まないために)
(3つのヒント)
このような特徴を踏まえて
子供を両親の争いに巻き込まないために
どんなことができるでしょうか。
3つのヒントを見てみましょう
(ヒント ①両親の間のことを相談しない 中学生以上)
お母さん、また何か言ってきたの?
お母さんしつこいでしょ。私から言っておこうか?
ありがとう。
でも大丈夫だよ。
お父さんとお母さんの間の話だから
二人でちゃんと話し合うよ。
親同士のことについて子供を相談相手にしたりすると
子供は両親の間で板挟みになってしまいます。
たとえ子供がしっかりしていても
親の立場で接しましょう。
(ヒント ②コミュニケーションをとる 中学生以上)
この年代の子供にとっては
同世代の仲間関係が大切な支えとなる一方で、
親にも自分の気持ちを聞いてほしい
という想いがあります。
出来るだけ
子供とコミュニケーションを取るように心がけましょう。
カズユキの気持ちも聞いて
お母さんとお父さんでよく話し合って
別々に暮らすことにしたの。
でもね頑張ってる部活動は続けて欲しいから
家は引っ越すけど
学校は変わらないよ。
(ヒント ③将来の見通しを伝える 中学生以上)
この年代の子供は、
将来のことも気にしています。
子供や家庭が、これからどうなっていくのかについて、
できるだけ具体的な見通しを、
分かりやすく伝えましょう。
(子供を両親の争いに巻き込まないために)
(中学生以上)
(ヒントまとめ)
(①両親の間のことを相談しない )
(②コミュニケーションをとる )
(③将来の見通しを伝える )
子供を両親の争いに巻き込まないための三つのヒント
をお話ししました。
大人に近づいて見える年代です。
でも支えてほしい気持ちもあります。
子供の視点に立って考えてみましょう。
(子供の視点に立って考えてみましょう。)
(中学生以上)