裁判所の公式動画 文字起こし 3歳頃〜6歳頃
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(子どもの年代別説明編)
(子どもにとって望ましい話し合いとなるために)
(子どもの一般的な特徴)
(子どもが両親の争いから受ける影響)
(子どものためにできることのヒント)
これから子どもの年代ごとに、
子どもの一般的な特徴、
子どもが両親の争いから受ける影響、
そして子どものためにできることのヒントを説明していきます。
子どもにとって望ましい話し合いとなるために
両親に知っておいてほしい
大事な情報です。
子どもの年代については
おおよその目安とお考えください。
(3歳頃~6歳頃)
(子どもにとって望ましい話し合いとなるために)
3歳頃から6歳頃までについて見てみましょう。
(5歳の娘)
(夫婦げんかをしたときに娘が不安を口にした。)
このあいだ、夫婦で喧嘩になった時に子どもが
パパもママも
どこかに行っちゃうの?
って不安そうに聞いてきたんです。
どうしてそんなふうに思ったんでしょうか?
(5歳の娘)
(夫婦げんかをした原因は私が悪い子だから?と聞かれた。)
子どもにママとパパが喧嘩したのは
私が悪い子だから?
って聞かれました。
どう答えればいいですか?。
(3歳頃~6歳頃の特徴)
(3歳頃~6歳頃 ①ひとの気持ちがわかり始める )
この時期には
親だけでなく
保育園や幼稚園などでの
同年代の子どもとのふれあいを通じて
人の気持ちを理解していきます。
相手の立場に立って考えたり
自分の気持ちを抑える事も
少しずつ学んでいきます。
(3歳頃~6歳頃 ②周囲の出来事を自分と結びつける )
自分の行動や気持ちと
周りで起こる出来事を
結びつけて理解するという特徴があります。
私がお片付けしなかったから
パパもママも
リナのことが嫌いになって
どこかに行っちゃうかもしれない。
(3歳頃~6歳頃 ③気持ちが体調に影響 )
子どもによっては
不安な気持ちが体調に影響することもあります。
(3歳頃~6歳頃)
(特徴 ①ひとの気持ちがわかり始める )
(特徴 ②周囲の出来事を自分と結びつける )
(特徴 ③気持ちが体調に影響 )
このような特徴をふまえて
子どもを両親の争いに巻き込まないために
どんなことができるでしょうか。
(子どもを両親の争いに巻き込まないために)
(3つのヒント)
3つのヒントを見てみましょう。
(ヒント ①けんかを見せないようにする 3歳頃~6歳頃 )
両親の喧嘩を見れば
互いに良くない感情を向けていることに気づきます。
親同士の喧嘩を見せないように心がけましょう。
(ヒント ②何が不安なのかわかってあげる 3歳頃~6歳頃 )
子どもは両親の不和や別居、離婚といった経験をすると
ぐずったり
反対に良い子に振る舞ったりすることがあります。
子どものそばにいて
何が不安なのか
よく見てあげましょう。
子どもは
親がこれまで通り
変わらず寄り添ってくれるだけで
落ち着き、
体調の安定にもつながります。
(ヒント ③子どものせいではないことを伝える 3歳頃~6歳頃 )
パパとママはもう一緒に暮らせなくなってしまったんだ。
でもそれはパパとママのせいで
リナちゃんが悪いんじゃないよ。
ママも
パパも
ず~っと、りなちゃんのママとパパだからね。
これからの事を
子どもの理解度に合わせて
分かりやすく説明しましょう。
その時には
両親の不和や別居などは
子どものせいではないこと、
両親ともに子どもを大切に思っていることを伝え
子どもが安心できるようにしましょう。
(子どもを両親の争いに巻き込まないために)
(3歳頃~6歳頃)
(ヒントまとめ)
(①けんかを見せないようにする )
(②何が不安なのかわかってあげる )
(③子どものせいではないことを伝える )
子どもを両親が争いに巻き込まないための
三つのヒント
をお話ししました。
物事について、分かり始める子ども達。
でも、よくは分からず
だから不安でいっぱいです。
子どもの視点に立って考えてみましょう。
(子どもの視点に立って考えてみましょう)
(3歳頃~6歳頃)