暇を持て余す専業主婦たちへの提言。

もう何十年も前から学歴社会が行われています。
幼児のお受験もあっているようです。

私は社会でろくに役に立たない勉強ばっかりさせられて、
子供にとっては迷惑な話だと思っています。

ところで、なぜこのような現象が起こるかというと、
「将来、楽できるから、今は我慢しなさい」
と言うことでしょう。
このことが示しているのは、
楽できる職業と
大変な職業があるということです。

肉体労働者は大変ですし、
公務員は楽ということです。
(楽と言っては語弊があるかもしれませんが、
 親は、給料や福利厚生などのメリットにしか目がいきません。)

ほとんどの親は、そう思ってますから、少しでもいい学歴を目指して、
学歴競争社会になるわけです。
しかし、この争いは不毛です。

求人は、限られているわけですから、
どんなに頑張っても、
上位何名に入らないと、内定はもらえません。

そして、勉強させるのは大変です。
勉強を強制する方も、強制される方も不幸です。

そもそも、世の中は、
楽できる職業だけでは成り立たないわけで、
大変な職業にも成り手は必ず必要なわけです。

大変というのは、何をもって大変というのでしょう。
肉体的に大変な仕事でも、
収入が見合っていれば、
大変とは思わないはずです。
やはり、肉体的につらいうえに、収入も低いということでしょう。
つまり、割に合わない仕事があるということです。

最近は、ブラック企業という言葉がはやってますが、
ほとんどの企業は、労働基準法を遵守してない。

ご両親は、自分の子供に勉強させて、楽な企業に入社させるよりも、
まずは、社会の労働環境を変えることに熱心になってはいかがでしょう。
そのほうがよほど有益です。
どんな子供でもいい労働環境で働けるようになります。

勉強なんて、好きな子供がすればいいんです。
嫌いな子供にやらせたってどれほどの効果があるでしょう。

私たちは、日本国の主権者であることを忘れ、
つい、現状で一番おいしいところを目指してしまいがちです。
それはそれで間違ってはいないのですが、
よりよい社会を目指して、社会を改善していく責任もまた私たちにあるのです。
そしてそれは、一般市民にしかできないことなのです。

権力者は、自分に奉仕する奴隷がいた方が都合がいいわけですから、
奴隷階級の人々の生活水準を上げようなどとは思いません。
奴隷階級の人々は日々の生活に手いっぱいで社会の改善など目指せません。

社会の改善は、一般市民にしかできないことなのです。
とくに暇を持て余してる主婦さん方に、お願いしたい。

内部告発が難しければ、主婦つながりで情報交換して、
労働基準監督署に通報するということもできる。

現在の大変な仕事を無くすのなんて、実は、簡単です。
企業に労働基準法を遵守させて、さらに、
最低賃金を上げればいいのですから。

子供が勉強しないからと嘆く必要はありません。
勉強しない子供でも、社会は働き手として必要としています。
労働環境を整えてあげれば、何も心配はいりません。
勉強しない子供に勉強させるよりも、
まずは、自分が動かれてはいかがでしょう。
サークル活動で遊んでいるより、
やりがいがあると思いますよ。

ちなみに、今回のお話は、一見、子の連れ去り問題とは関係ないようですが、
連れ去られた子供は、
片親家庭で貧困の連鎖に巻き込まれる可能性が高くなったり、また、
社会適応能力に問題が生じる可能性が高くなったり、
社会的に、底辺の方向に行きやすいと思われるので、
底辺層の底上げが、
連れ去り虐待を受けた子供たちのために有益と考えます。

日本は資本主義ですが、生活保護など共産主義的な面もあります。
要はバランスの問題なのですが、現在の日本は、
中間層が減って、二極化してますので、
奴隷制度の様相を呈しています。
労働環境を整える必要があります。