読んでいる「母という病」著 岡田尊司。
(017)母という病 (ポプラ新書)/ポプラ社
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まだ途中までしか読んでないけど、
感じたことを少し。

「母という病」と聞くと、
治療すべき病気という気がするが、
読み進めていくうちに、
これは、どうも、病ではなくて、
緩やかな自然淘汰だなという気がしてきた。

児童虐待や貧困が連鎖するという話を聞いたこともあるだろう。

緩やかな自然淘汰だから、連鎖していくのだ。

子供に愛情を持てない母。
こういう遺伝子は、子供が死ぬ確率が高いから、
自然界では、淘汰されていく。
人間社会では、周囲がなんとか、子供を育てるから、
子供は育ち、自然淘汰されない。
しかし、育った子供は、
「母という病」により人間関係にトラブルを生じ、
遺伝子を残しにくくなるのだ。
最終的に、子供を産まずに、人生を終えた時点で、
自然淘汰完了というわけだ。
子供にとっては非常に迷惑な話だが、
自然淘汰なので、しょうがない。
ただ、母親のクローンなわけではないから、
子供が、「母という病」を克服できる遺伝子を持っていて、
それを発現できれば、ゆるやかな自然淘汰を免れるだろう。

そういうわけで、やはり、パートナー選びは慎重にってことだな。
せっかく子供が産まれても、
自然淘汰されるようでは、あまり意味が無かろう。

そして、やはり、片親による監護は危険ということだ。
オールオアナッシングという考え方は危険すぎる。
というか、ゼロどころかマイナスになる可能性が高い。

共同監護がいいよ。
半々。
もしかしたら、共に過ごす日々は半々でも、
子供にとっては、100と100かもしれない。
そして、片親がマイナスの場合でも、
もう一方がプラスマイナスゼロにしてくれるかもしれない。