法改正と論語。
論語 (岩波文庫)/岩波書店
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古典には興味ないのだが、
娘に、リズムのあるいい言葉を教えようと思ったことと、
連れ去り妻が教養がありそうに見えるファッションとして
歴史や古典が好きなことから、
ちょっと、論語を読んでみた。
有名な言葉だけど、

子(し)いわく、
これをみちびくに政を以てし、これをととのうるに刑を以てせば、民免れて恥づること無し。
これをみちびくに徳を以てし、これをととのうるに礼を以てせば、恥有りてかつただし。
と。

意訳

孔子が言った。
これを導くに政治を用い、これを整えるに刑罰を用いれば、民は法の抜け穴を探し、恥じることが無い。
これを導くに徳を用い、これを整えるに礼を用いれば、恥ずかしく思い、正しいことをする。
と。

まさに、連れ去りだよな~。
脱法行為を行い恥を感じてない。
ということは、私たちは、
「これを導くに政治を用い、これを整えるに刑罰を用いていた」
ということか。
しかし、徳で導き、礼で整えるってどうすればいいんだろう。
ところで、
「恥ずかしい」って、
人から「恥ずかしい人」と思われる
って感じることだと思うんだよね。
地域社会が崩壊したことと、
離婚を普通のこととしてとらえることで、
恥を感じなくなった。
そうなると、恥を感じることはもうないかな。
となると、
「これを導くに政治を用い、これを整えるに刑罰を用い」るしかない。
まずは、抜け穴を小さくすることが先決だ。
目が粗すぎてざる状態だから。
徳や礼はその後の話かな。