前回は、イオンのキッズコーナーで3時間ぶっ続けで遊びました。
今回は、じいちゃんばあちゃんがいる実家に連れていく予定です。
まあ、実家と言っても、2歳までは、ほぼ毎週連れて行っていたので、
特に心配はありません。
20分ほどキッズコーナーで遊んで、とりあえず満足したようで、
実家へ行こうか?と誘うと、行くと言います。
さっそく、実家へ行くために車に乗せます。
しかし、ここで、
「これ、お父さんの車?」
「!!!」
3か月前まではこの車で毎日保育園に行っていたんだよ・・・
・・・忘れちゃったの・・・。
そして、実家について、居間に行くと、
「ここどこだー?」
「!!!」
忘れちゃったのー。あんなにちょこちょこ来てたのに。
泣けてきました。
これが引き離しです。
記憶を強制的に消すのです。
人の人格は過去の記憶の積み重ねでできています。
その記憶を強制的に剥奪するとは、
まさに、準殺人といってもいいです。
これはいかんと、過去のビデオを見せました。
いろんなおもちゃに目移りして、10分も見ませんでしたけど、
すこしは思い出したかな。
次回は、ちょっと時間がもったいないけど、
自宅に連れて行って、記憶を取り戻すために、
周りを散歩させよう。

幸いなのは、人のことは忘れていないことです。
危なかった。もう少し遅かったら、
「おじさん誰?」とか言われかねないところだった。
まあ、人のことと、住宅とは記憶の仕方が違って、
もう少し覚えてるかもしれないけど。

いろんなおもちゃで遊びました。
そして、私の膝の上に座って、お食事。
といっても、ご飯には手を付けずに、
リンゴとチーズばっかり食べてました。

途中、電話が鳴りました。ぷるるるぷるるる。
そしたら、娘が
「鬼怖い・・・」
と私に抱き付きます。
娘が言ってることが信じられませんでした。
妻は、私が電話をかけても居留守を使うことが多いのです。
私も、電話が自動切断するまで、かけっぱなしにしているので、たぶん、3分くらい鳴ってる。
その間、娘に、「鬼が電話してきた」と言っているのでしょう。
妻の言いそうなことです。
救いなのは、鬼=父とは言ってないことですが。

また一時遊ばせているうちに、
私は、さっきのセリフが聞き違いかと思い、自分の携帯で、実家の電話にかけて、
呼び鈴を鳴らしました。
しかし、今度は遊びに夢中で反応なしでした。

そうこうしてると、デザートに、おばあちゃんの手作りケーキがでてきました。
ケーキの上のいちごがお気に入りで、
いちごばっかり食べてました。
クリームがついてるのが好きみたいです。
そして、おばあちゃんが言った「幸せね~」をすぐに覚えて、
イチゴを食べては、振り向き、満面の笑みで、私と笑みの交換。
「幸せ~」と言って、私に抱き付いてきます。
最高にかわいい。

食べながら少し眠くなってきたようです。
時間もそろそろタイムアップ。

帰りの道中では、「おばあちゃんちで寝ようね」と言っていると、
「お父さんも一緒におばあちゃんちにきたら?」とか
「お父さんも一緒に寝る?」とか
提案してきます。
ストレートに「しよう!」じゃなくて、
2歳にして、提案型という気遣いを見せるところが、つらかったです。
たぶん、無理だとわかっているのかな?
まだ、何も考えんで、いい頃なのに。

引渡し時に少し妻と話しましたが、
かなり葛藤が強いですね。
まあ、連れ去り別居するくらいだから当然ですが。
私はいたって穏やかです。
すでに、連れ去られ経験を経て、
依然よりも人間的に成長してますので。

妻的には、面会交流は、イヤだけど、
最低限の義務という気持ちはあるようです。
妻の母は、もう別れて、面会交流しないでいいでしょという感じです。
一番身近な妻の母がコレだからな~。
こまった人達です。
話にならなないので、
「子供には父も母も必要と思っています。
お母さんは一人で育てられたからそうは思わないでしょうが。
納得いかないのであれば、家庭裁判所でお話ししましょう」
ということでお別れしました。

それにしても、娘は、最高にかわいかったな~。
うちの妻は、甘え経験がなかったので、
甘え下手でした。
娘には、べた甘で接して、甘えられるようにして、
かわいい女に育ててやらねばいかんと決意を新たにしました。

正直、面倒になってきてたけど、エネルギーフルチャージしました。