きのうの夕方から崩れた天気は今日も小雨をぱらつかせ

肌寒い東京です。


昨晩は一通り仕事のケリがついたので帰りにタニやんに寄って


一杯ひっかけて帰って来た、昔から酒を飲むと酔っ払うクセがあつたが

近頃は一合の焼酎でもすぐに酔っ払ってしまう(安上がりにはなったが)


今朝も二日酔い気味でいつものように熱いお茶を沸かし酔い止めのオマジナイをする


お茶をすすりながら思い出したことがあるので長々と書いてみまする

それは生まれて初めてジャスミン茶を口にした時のことである。


今から33年前に沖縄へひと月ほど旅をした


東京から夜行列車で鹿児島まで行き、それから照国郵船の離島経由の貨客船に乗って三日がかりで

沖縄本島に着いた。


貨客船には離島に停泊する度にブタが乗ってきた

ブタは己の往き末を分っているのだろうブーブーギャーギャー泣き喚きうるさかった記憶もある


その後石垣島からセスナで与那国島に渡り3日ほど滞在した

空と海の美しい島であるが過去には悲しい歴史もあったようだ


小さい島であるので食料の確保がむずかしく人口抑制のために


【頭たん田】なる名の小さな田んぼがあり村おさがある日突然に半鐘をならし

小さな田んぼに集合をかける


遅れて田んぼに入れなかった人(ほとんど年寄りだろう)は殺されたそうだ。


【クブラ割り】は妊婦を海岸のサンゴ礁の割れ目に連れて行き割れ目を飛び越えさせて

流産しなかった妊婦のみ子供を産むことを許されたそうだ


島の高台には草原がありポニーのような小型の与那国馬と水牛がいた

テレビのドクターコトーで放映された草原であるが当時とは随分変わったようだ


高台の東が東崎(アガリザキ)西が西崎(イリザキ)

西崎からは視界が良ければ台湾が見えると言うので一人で出かけた


島の中心にある祖納地区からそう遠くはない、ゴールは西崎の灯台


さほど広くない幅の坂道を登って行くと途中左手に古い作りの民家があつた


何気に視線を向けると老婆がワテに手招きをしてくれた。


手招きに応えて縁側に座って話をするが言葉がまったく通じなかった


そのうち老婆がワテに熱いお茶を勧めた今までに飲んだことの無い味と香りがした


湯飲みには小さな花弁がグルグルまわっている、これがジャスミン茶だったのである。


あれから随分と時間は過ぎた、多分だがあの時の老婆は与那国島の青い空のむこうに昇っているだろう


どこの馬の骨かわからんアンちゃんを招いてくれて

あん時はありがとう、バアちゃん。


ジャスミン茶おいしかったヨ