日曜ですが6:30起床。

車のガラスに凍りついた雪を二人で擦り取りながら、

「大丈夫かなぁ・・・」

あっ、もう7:15。急がないと、遅刻です。

今日は、米原の姉川上流の甲賀で「雪掘り野菜」イベントです。


柘植から水口までの辺りは結構冷え込むので、

慎重に走らないと、スリップします。

「今、右のリア、すべった」

いつもよりスピード出せず、焦ります。

予定より約20分押しています。

一応連絡して、15分遅れで到着。

積雪1m!雪の壁に囲まれた駐車場に車を止めるのに苦労しました。

狭いのとスリップするのとで、思うように動きません。

何とか止めて、集会所へ。25名程の参加者の自己紹介が始まっていました。

今日は、米原市内や大阪からの参加者(子供連れ)が多いようです。


この時期は、秋に種まきして育てた野菜が雪の下に隠れています。

みんなでそれを掘り起こます。

積雪は1.5m、スコップで雪のブロックを切り出すようにして、取り除いていきます。

4~5人で雪かきして約10分程で、地面が見えました。

そ~っと雪をどけないと、スコップで大根の頭を削ってしまいます。

「おぉー、丸大根!大きいねー」

直径20cmほどありました。


野楽暮(のらぼ)のワンダフル☆毎日
雪の中から大根が登場目


雪の中はいわば冷蔵庫。

乾燥せず、一定温度で冷やされています。

うちの畑なら、空っ風や霜に当たって枯れてしまいます。

(最低気温は、姉川流域より下がるのかなぁ?)

普通の大根もあります、長さ40㎝、直径15㎝はあるでしょうか。

交代でどんどん掘っていきます。

雪の壁の上に大根を置いていきます。


「おぉー、初白菜!取ったぞー!!」

大根の列が終わり、白菜にたどり着いた人がいました。

子供達は、野菜掘りというより、除雪が楽しそうな感じ。

ここまで雪が積もっているのは、スキー場くらいしか見られないでしょうから。

一人のお子さんはものすごい集中力を発揮して2時間ほどかけて

大根を一本をスコップひとつで掘り出していました。

ご苦労様です。



野楽暮(のらぼ)のワンダフル☆毎日
↑どこに行ってもよく働くぺこ太。


1時間以上掘って、大収穫。

子供達は、掘った野菜の汁を糖度計につけて、スーパーで売っている野菜の糖度と比較します。

切った大根と人参が回ってきたので、食べてみました。

「?・・・水っぽい」

糖度も同じくらい。残念。

大きさは半分以下かもしれませんが、うちの大根や人参のほうが、香りも味も濃い!

「牛糞入れてるって言ってたけど、化成肥料も結構使ってるんやろうなぁ・・・」

吸収しやすい栄養分(=化成肥料)を入れて栽培すると、

成長は早い(大きな野菜ができる)のですが、中身(味・香り)が伴いません。


お昼は、甲賀地区の郷土料理です。

茄子の塩漬けの和え物、なます、漬物、猪汁などを、炊き立てのご飯とともにいただきました。

「米と漬物、うまいなぁ」

半数くらいの人が、ご飯や猪汁をおかわりします。


野楽暮(のらぼ)のワンダフル☆毎日
↑直径50センチ以上もある大鍋で作って下さった猪汁

全然臭みがありませんでしたよ、猪肉。

最後は記念写真を撮って、お土産として、1人大根2本、1家族で白菜1つを持って帰りました。


さて、いよいよこれから移住先候補地で初めて物件を見せていただきます。