こんにちは、ひろです。
水槽の加工が終わり、プロテインスキマーの作成が終わり、いよいよ立ち上げか…
…というところまでやってきましたが、今回はその前にレイアウトのお話…
そう、このレイアウトの作成・加工にこの水槽立ち上げで最も大きな壁が立ちはだかっていました
今回のレイアウトのお話、まさに「大きな壁」のお話なのです。
と、ここで…
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では、話を進めますよ。
今回の水槽レイアウトのポイントはまさに「壁」なのです。
壁…そう、背景に力を入れていきます。
これまで30cmキューブハイ水槽では黒のバックスクリーンを用いていました。
そこで今回は背景にこちらを使用します
ライブロックレプリカのバックウォールです
これまでC.P.Farmのライブロックレプリカは何度となく使用してきましたが、今回はバックウォールを使用してみることにしました。
届いたのはこんな感じ
「割れ易い!!」なんて書かれて厳重な梱包で届きました。
45cm×45cm、厚さ最大10cmに及ぶ塊…
重さはなんと19kg
うちの子供たちより重たい…
水槽本体よりも重いかも
梱包をほどいていくとこんな感じ
綺麗な正方形です
横から見ると
めちゃめちゃ凹凸があります。
45cm×45cm×5cmの板状のえらく密度の高いブロックにライブロックレプリカの成分を張り付けて作った壁、といった感じです。
表面は凸凹ですが、裏、側面はすごくスベスベです。
仕切り板で仕切っているために水槽内の最大幅は30cm…
どうするか…
これしかないですよね
ぶったぎります
このバックウォール、30cm水槽用として30cm×30cmのサイズもあったのですが、それだと高さが足りず残念な景観になること必至、さらに幅が28.5cmということでガラス厚8mmの水槽ではギリギリ収まらない可能性があったのです。
これが45cm×45cmサイズだと、高さはピッタリ、水槽の幅に合わせて28cmにカットすることで、残りの幅15cmのバックウォールをサブエリアにも使用できるというわけです
そう、実は今回のメインとサブに仕切った45cm水槽、すべてはこのバックウォールを有効活用するために考案したものだったのです
さて、話は戻りましてバックウォールをカットしていきますよ
このコンクリートみたいな石の塊をノコギリでカットしていくことにしました
………
……
いやー、今思えばバカですねー
この後必死でやっていたために一つも写真がありません(笑)
しばらく文字だけでお楽しみください(笑)
ノコギリでバックウォールを切るのに要した時間…
約3時間…
正直ナメてました。
C.P.Farmのライブロックレプリカを触ったり加工したことのある人ならわかるかもしれませんが、普通のライブロックレプリカなら石膏のような素材で割と簡単に削ったりすることができるのですが…
こちらのバックウォール、裏面の艶々した土台はほぼコンクリートで密度が高くえらく硬い…
さらに割れ防止、亀裂が入って崩れないようにするためか、内部にはめちゃくちゃ硬い網状のファイバー?が張り巡らしてあるのです。
ウォールの素材はもちろんのこと、この謎の網状の素材を切断するのに本当に苦労しまして…
途中からノコギリが刃こぼれしてしまい…
逆刃刀みたいな切れ味になりました
(別の例えをするならば、子供が使ってもケガしない包丁?みたいな?)こっちの例えの方がうまかったかな?
ただ、こんなのまだ序の口でした…
バックウォールを背景に置く、ということはバックウォールの背面へ通水できるスリットを作らなければなりませんでした…
(ほぼ)石をスリット加工…
地獄でした
工程としてはドリルでまずはバックウォールを貫通して、
穴が空いたところで糸ノコを通して綺麗なスリットになるように直線的にカット
カットした糸ノコに沿ってドリルでカットした直線を拡張…
これを繰り返すこと十数回…
ここでもウォールに埋め込まれている謎の超硬いメッシュに再三行く手を阻まれ、繰り返している間にドリルや糸ノコを何本も何本も折ってしまいました
そうこうして要した日数…
約1ヶ月…
実は水槽の加工を始めた頃から同時進行でバックウォールの加工を進めていました。晴れの日は屋外でバックウォールの加工、雨の日と夜間は水槽の加工、みたいな感じで。
他の記事で写真がいまひとつ足りてなかったりするのはこちらに尽力していたせいです
ということでようやくできたバックウォールがこちら
………
写真なかった…
ようやくできた達成感で燃え尽きて写真を撮る気力は残ってなかったんでしょうね
えぇい!もう水槽に入れて水を張った画像出します
こちらです
こちらが30cm×30cm×45cmのメインエリア
仕切り板+ライブロックレプリカのバックウォールにより後ろの区画と仕切られた空間は30cmキューブハイ水槽そのもの。小型水槽の空間を作りました。
排水のスリットは縦のラインで同じ長さ、等間隔、平行に加工しました(ピンク、水色のマーカーで線を引いてあるところ)
サブエリアからの給水のスリットは水面だけは油膜がしっかり流れるように縦向きで同じ長さ、等間隔、平行としました(黄色い線)
中域2箇所の部分は横向きのスリットで高さをランダムにし、極力広範囲に水が流れていくようにしました。(赤・緑の線)
赤い点で印してあるところは直径9cmの穴が空いており、サンゴフラグが設置できるようになっています。
フラグサンゴのレイアウトの土台として人気のコーラルブリードロックをバックウォールで作ってみた感じです。垂直でなく斜め横向きにフラグを刺すことになるのが特徴ですね。
そしてこちらが15cm×22cm×45cmのサブエリア
バックウォールの厚さもあって実質15cmキューブの超・超ハイタイプ水槽、といった感じの空間になりました。
高さがある水槽で起こりやすい問題点は、飼育スペース全体へ水が循環せずに死水域ができやすいこと…
ここでもスリットの高さはあえてずらしています。
そしてこちらのバックウォールにもフラグが設置できるように穴を空けました(赤い点)
どうでしょうか?
いやー頑張った
これからこの2つの区画で飼育を初めていくわけですが、生体を入れるのはもう少し先のお話…
次回はこちらの画像に写ってるもののお話をします。
お楽しみに