こんにちは、ひろです。
激しい雪が落ち着き、昨日は久々に少~し温かく感じた日でしたが、買ってきた生体をちんたら水合わせしてたらグングン水温が下がってて死なせてしまいましたダウン
また一つ、小さな命を無駄にしてしまました、ごめんなさい汗

今日は2014年秋~冬のお話です。
イボハタゴイソギンチャクが元気になってからカクレクマノミが狂暴になり、他の生体が次々と犠牲になる状況が続いたため、改善策を色々考えてみました。

その①
レイアウトが悪い

当時、30cmキューブのハイタイプを使用していましたが、イマイチ高さを活かしたレイアウトができていませんでした。そのため、カクレクマノミの死角が少なく、水槽全体が縄張りとなってしまったのではと考えました。

その②
ダブルサイフォンのパイプが場所をとっている。
高さのあるレイアウトを組めない原因でもありました。
そして30cm四方の水槽ではやはりパイプが目立ち過ぎます。




そこで、夏から練習・試験運転していたものがありました。




オーバーフロー水槽です。





とは言ってもガラス水槽に穴を空ける技術がなかったので、以前使用していた水作のリトルアクアリウムで加工してみました。
プラスチック製なので穴空け加工が簡単です。

以前に使っていた物と、もう1つ購入して2パターン加工して比較しました。



パターン①
通常のオーバーフロー形式(底面に穴空け加工)


パターン②
サイドオーバーフロー形式(側面に穴空け加工)



双方にメリット・デメリットがあると思います。

通常のオーバーフロー水槽の場合、配管類を水槽の下に隠せる、水位を自在に調整できる、というメリットがあります。
ですが、配管を通す専用の台が必要になること、給水パイプを排水パイプ内に通すとなると、排水パイプがそれなりに大きなサイズになる(場所をとり、景観を損なう)

サイドオーバーフローの場合は専用の水槽台を必要としません。配管こそ隠せませんが、ソケットをギリギリで切断して水槽内をめいっぱい飼育スペースとして使用できます。



これらの理由から出費を最低限にする意味でもメイン水槽ではサイドオーバーフロー形式とすることにしました。




ちなみにリトルアクアリウムを試験運転していた間飼育していたのはこちらの生体……

海に遊びに行った時に捕まえたイシダイの稚魚です。

新潟ではイシダイと呼ばれていますが、今住んでいる富山県ではシマダイと呼ばれています。
釣り人の間ではイシダイの幼魚をサンバソウと呼ぶようですね。

この子を捕まえなかったらオーバーフロー加工もすることがなかったかもしれません。


捕まえた当時は2~3cmのホントに小さい稚魚でした。
捕まえた瞬間、「シマヤッコ???いやいやチョウチョウウオ???」と盛り上がりました。

飼育した感想としては、餌付けは凄く簡単ですが成長が早く狂暴になるといった印象でした。
何でも食べます。餌は勿論、エビやカニ、貝、魚まで…
しかも大量に食べます。お腹が破けるんじゃないかと思うくらい。まるで金魚でした。


この年の夏も色々捕まえて飼育していましたが、ことごとくイシダイに食べられて秋にはイシダイだけになってしまいました……
その頃には10cmくらいに巨大化してしまい海に返すハメになりました。


水槽が大きくなった現在、また飼いたいなとも思うんですが、なかなか海で会わないですね。




ということで試験運転も問題なくでき、エーハイムの30cmキューブハイ水槽を改めて購入し穴空け加工を行いました。

これが当時使用していたサイドオーバーフロー水槽です。
左側が排水口(TS25バルブソケットが入ります)
右側が給水口(TS13or16バルブソケットが入ります)

排水口の穴は、穴の上限が上から2cm程の位置に来るよう穴空けしました。これで水面も上から2~3cmの高さになります(エーハイムコンパクトポンプ1000で高さ1mくらいの場合です)

給水口はポンプが停止した時に大量に逆流しないよう高め(上から0.5~1cm)に穴空け加工しました。が、これによりフタ受けレールが干渉するようになってしまいました。もう少し下でも良かったかもしれません。


排水側にはコーナーカバーを取り付け、底に近い方から排水できるようにしました。



そしてライブロックを高く組み上げ、縄張り意識の強くなったカクレクマノミの死角を多く作りました。



…………





…………




またしても当時の画像がありませんでしたダウン



と、いうわけでダブルサイフォン式オーバーフローからサイドオーバーフローに変更、そしてレイアウトも変更して改めて混泳に挑むのでした。

つづく



我が家の生体紹介 その⑫
ホンソメワケベラ




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