震災から半年 復興ビジョン | 農援団長日記

震災から半年 復興ビジョン

2011年2月22日。
ニュージーランドのカンタベリー地方を襲ったマグニチュード6.1の地震。
建物が倒壊して、日本人の犠牲者が28名でた。

この地震で行方不明者の捜索が結構早めに切り上げられたと記憶している。
確か、日本の捜索チームがニュージーランドに入ってそんなに時間が経たずに捜査うちきりとなったはず。

今朝、テレビを見ていると被災した福島県浪江町が映し出された。
限りなく野生に近くなった牛、陥没した道路、波にさらわれた家屋、荒れ果てた水田。瓦礫の山。

しかし、港では未だ行方不明者の捜索活動が行われいた。警察、海上保安庁、地元の漁師。
引き波で沖合へもっていかれ、死体が銚子沖や茨城沖で発見されるケースが多くても、みんな早期発見を目指して頑張っていた。

半年たってもだ。

政府の対応はまずかったけど、現場の人間は必死でやっている。

原発の処理や財源の確保などで、復興ビジョンの策定が遅れいている。岩手、宮城、福島の被災地を合わせて3万人強が住民票を他市他町へ移動したという。住民票ベースなので実態としてはもっといるだろう。

今ある困難にどう対応するか?と同時に被害が大きかった地域の再構築、将来に渡ってのビジョンを早急にきめる必要がある。

復興とは、原状復帰ではない。もっとより良い「かたち」へならなければならないと思う。

千葉県初の首相として野田総理の強烈なリーダーシップが問われる。


目標がないと人はなかなか前へは進めないと思うからだ。