こんにちは。
先日、お知らせいたしましたコラムのコーナーでございます。
第1回は日本代表の男子サッカーと女子サッカーの違いについて考えたいと思います。
先に女子サッカーがなぜ強いのか。
ここから行きましょう。
日本女子サッカーはワールドカップで優勝、アルガルベ杯でも準優勝。
世界と戦えるまでに成長しました。
アメリカの選手から「ここ5年間で最も成長したのは日本だ」という言葉もいただきました。
昨年9月、女子サッカーを生で見る機会がありました。
生で彼女たちの姿を見た瞬間、それはわかりました。
彼女たちは、偶然優勝できたのではなく優勝すべくして優勝できた。
男子サッカー選手の多くの体型は足以外は見た目、ちょっと体力のある一般人と変わりません。
一方で女子サッカーの選手は明らかに一般人の女性ではないんです。
フィジカルトレーニングを多くやっているんだなと思いました。
特に12月に生で見た熊谷選手なんかは柔道選手並みの体型の持ち主。
いくつか、なでしこJAPANの選手のブログを読者登録なりブックマークなりに登録しておりますが彼女たちのブログを読んでいて本格的に筋トレを始めフィジカルトレーニングに重きを置いていることがよく解ります。
普段は仲間と戯れている印象が強いですがね。
一方で男子サッカー。
3年前に関係者から「男子サッカーのトレーナーは、フィジカルトレーニングを重視しない」という話がありました。
その理由としては、その男子サッカートレーナー曰く「筋力をつけすぎると体の動きが悪くなる」からだそうです。
しかしメッシが筋力ないようには見えません。
その話を引き合いに出すと「あれは才能だ」などという言いがかりをつけるそうです。
3年前より海外組も増えて少しはフィジカルトレーニングを重視しているのかなと思ったら、ドイツのボルシアMGでプレーする大津祐樹選手の話を新聞記事で読み、非常にまずいと思いました。
「ヨーロッパに行ってフィジカルの重要さを痛感した」
この記事の文章を見た瞬間、日本ではフィジカルをそれほどやっていなかったということが解ります。
体重もドイツに行ってから2キロ増えたそうです。
さて、大津選手の動きは悪くなったでしょうか?
いや、レイソルにいるときより当たり負けをしなくなりましたしドリブルのテクニックも増しました。
大津選手だけに言えることではありません。
海外に行った選手はフィジカルトレーニングに重きを置いているようで日本にいるときとは明らかに当たり負けをせず技術も向上しております。
そして海外組と国内組で明らかに格差があるのは解り切っています。
海外から日本に復帰した選手。
いっぱいいますよね。
中村俊輔選手、槙野選手、阿部選手、矢野選手などなど。
彼らには、その重要性を伝えなければなりません。
今までと違った練習をするというのは非常に勇気のある行動かもしれませんが、もうここまできたらやらなければならないのは必然的です。
先ず、国内組のフィジカルトレーニングに対する意識を変える。
これに尽きます。
そうしないとワールドカップベスト16より上に行くのは難しいのではないかと思います。
第1回は、これにて終了とさせていただきます。
第2回の予告
次は「駅伝とマラソン」についてです。
来週くらいになるかと思います。