10月28日


ルームメイトの韓国人とは冷戦状態にあり、


キッチンであってもあいさつすらしない日々が続いている。


やつは、私の部屋の前にキッチンのゴミを集結させ、


早く片付けろという置き手紙を残す。


確かにそのゴミはおもに私の使ったたまねぎの皮だが、


あまりの陰湿なやりかたに私は嫌気がさし、


それに反発するように私はそのゴミを放置していた。


そんな中、今日「ちょっと話がある。」と言われた。


いよいよ、やつの怒りも頂点かと、当方もある程度の


流血を覚悟して話し合いの席についた。


やつの第一声は案の定「ゴミをいつ片付けるのか?」だった。


だったら言うけど、


と私はやつの深夜の洗濯によって私は安眠がさまたげている


と主張。耳栓して寝てるんだぞ、と。


やつは、「ジム用のパンツが3枚しかないから。」と訳のわからない言い訳を


したが、結果的にこれから気をつけると非を認めた。


そのうえで、「そうなら、もっと早く言ってくれてよ~。」という。


その瞬間、雪解けの水が両者の間に流れた。


私も予想外の展開にとまどいながらも、


「じゃ、じゃあ俺も今からこれきれいにするからさ。」と言った。


仲直りする時のカップルのようだった。