「21世紀の歴史」と言う本に書かれれていた未来への教訓に
「欠乏こそが人々に新たな富を探し求めさせる。
不足とは、野心を生みだす天の恵みである。
技術を発明したのが誰であるかはさほど重要ではなく、文化的・政治的にこれを活用できる状態にある事が重要である。」
と書かれてある。
思わず納得してしまうと同時に、戦後の日本が這い上がってこれた原点の一つではないかと思う。
欠乏と不足。
これは、戦後の日本を示している気がする。
焼け野原になり、何もかも失った人たち。
だからこそ、新しい富を探し求め、失うものがないからこそ、野心を生み出す事が出来たのではないかと思う。
大切にしたいもの、失うものがあると、どうしても守りに入ってしまう。
それは、決して悪いことではないと思うが、決断と行動を束縛してしてしまう要因の一つになるのではないかと思う。
藤澤氏も、創業者はばくち打ちのようなものと言っているように、事業を起こす為には、強い決断力と行動力が必要不可欠であり、その根底には大きな野心が必要なのではないかと思う。
日本発展に多大な貢献をしてきた自動車産業。
基本的な技術は海外からであり、誰が発明したかなど関係なかった。
自動車産業を基軸にさまざまな産業が発展してきた。
それ活用出来るように文化が成り立ち、政治もいろいろと関わってきたのではないかと思う。
だから、トヨタが赤字になったとたんに様々な分野で破たんしてるのではないかと思う。
トヨタの派遣切りを皮切りに、さまざな業種での人員削減。
解雇された人達は、言ってみれば欠乏と不足状態ではないかと思う。
その人達に、新しい富の探求と野心を持って欲しいと思うのは厳しいかもしれないが、それでも、希望を持ちたい。
「シークレット・アドバイス」と言う本に
「過去と現在をつないでいるのは、生身の人間の選択や決断だ。
意思決定の達人は、現在をまるで過去のように見る能力を持っている。」
と書かれてある。
そんな能力は簡単には持てるとは思っていないが、失うのもが多く、安定した生活がある人達より、追い詰められている人たちだからこそ、持ち得る可能性があるのではないかと思う。
もちろん、みんなが持つ必要はなく、ほんの一握りの人達でいいと思う。
その一握りの人達が、全体を引っ張ればよいのだから。
政府の雇用対策が遅れに遅れているため、民間や自治体がさまざまな対策を行い、少しでも雇用を安定させようと努力し、全体の割合から言えば少しかもしれないが仕事に就けたり、住み場所を手に入れた人達がいる。
その人達は、今後、どの様に考え、行動するのだろうか?
仕事に就けた、住み場所が見つかったと安心して、何も考えなくては、同じことの繰り返しをする可能性があるのではないだろうか?
厳しい現実を経験した人たちだからこそ、考え得るモノがあるのではないかと思う。
- 21世紀の歴史――未来の人類から見た世界/ジャック・アタリ
- ¥2,520
- Amazon.co.jp
- シークレットアドバイス-世界トップの企業家&CEOが明かした「私の働き方」/「フォーチュン」編集部
- ¥1,575
- Amazon.co.jp