12月18日放送のガイヤの夜明け「あれから10年 ~山一・拓銀の社員たちは今~」(http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview071218.html )。
山一証券が、破たんして10年。
大蔵省の保護行政で、つぶれないと思っていた企業がつぶれ、世間を驚かせた。
そして、社員は全員解雇。
万物流転の流れから言えば、絶対はありまえないが、社員にとっては、思いがけない出来事。
しかも、ほとんどの社員が、新聞発表でその事実を知ったと言う。
破たんしてから10年。
解雇された社員の人生もさまざま。
起業をした人もいれば、職を転々としている人もいる。
番組内で、元山一社員の方が言っていたが、山一証券は”人の山一”と言われるくらいに人を大切にしていたと言う。
バブル崩壊によって失われた10年と言われる中で、一番失われたのは、人間尊重と言う社風ではないかと思う。
不景気と言って、リストラし、新入社員を取らないと言う事は、将来の事を考えると確実に人的資源が乏しくなる。
山一がつぶれた最大の原因は、隠ぺい体質。
これは、賞味期限の改ざんが行われた体質と同じだと思う。
また、番組内で、
「今回の不祥事を忘れる事が一番怖く。
組織の形は作ったが、次は、それを維持していく体制を組まなければならない。
その体制を3年・5年・10年やって、初めて企業風土として定着していく」
と言っているシーンがある。
確かにそうだなと。
組織と言うは箱庭を作るのは、基本的知識があれば出来るだろうが、それを維持して継続する為には、人と言う不確定要素が入る事で格段に難しくなる。
今回の不祥事を3年・5年・10年と忘れずにいられるだろうかと言う疑問がある。
老舗と言われた店も、不祥事を起こしていると言う事は、将来、必ず同じ過ちを犯す企業が出てくるだろう。
そうしない為にも、企業風土として定着させないとならないのだが、自分自身の行動を習慣化するのも大変なのに、色々な人の集まりである企業に定着させるには経営者の努力も必要だが、それ以上に各部署・各グループのリーダーに努力とスキルを要求されるのではないかと思う。
企業のトップがいくら、頑張ったところで、現場の社員と接するのは、中間の管理職と言われる人達であるから。