「仕事で、人は成長する」を読んで | 20年以上の倉庫現場経験者が伝える仕事術

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20年以上の倉庫でフォークリフトを使っての仕事経験を活かした現場で培ってきた仕事術をお伝えします。

初めて、高井伸夫氏の「仕事で、人は成長する」を読んだ感想を。


今の時代、誰もが感じているであろう成果主義の流れになってきた。

それも、成果主義から機会主義への流れに変わってきたともいえるだろう。

これは、グローバル化へに伴っての自然の流れだから止める事は出来ない流れ。


今までの日本は、グループ行動・団体行動を重視してきて、結果もその仲間同士で平等に分け与えてきた。

これは、海外の個人主義・成果主義では考えられない事だが、日本の歴史上から考えれば常識的に行われてきた。


日本では協力して、みんなで一つの事をやり遂げてきた。

この事は、誰でも判ると思うが、悪い事ではない。

ただ、これからの時代には、これだけでは乗り切っていけない。

自らが、経営者感覚を持ち、目的と目標を持ち、経営者感覚を持ち、自らの判断で動かなくてはならない。


機会平等が与えられ、会社法の改正により、会社も創りやすくなったとは言え、今まで以上に起業して成功するのは難しいと思う。

本の中に「縁が円になる」と書かれている。

まさにその通りだと思う。

インターネットを使う事によって、多くの人脈を作り、今まで以上に色々な知識やアイディアを得る場所は増えるが、それを活かすも殺すも本人次第。


インターネットは、便利なようで匿名性が高いので、信頼性に欠ける面も高い。

それでも、自分とは違うタイプの人達と出会う事の出来る便利で可能性を秘めているツールはない。

「信じる」とは、人の言と書く。

これは「自分の言葉に責任を持つ」と本の中に書かれている。

相手に信じて信頼してもらうには、自分の言葉に責任を持たなくてはならない。

これも、本の中に書かれているが、「信頼」とは「信じて頼られる」とある。

信頼を得るには、簡単な事ではないが、これからの「心の時代」には必要不可欠な要素の一つになる。


先進国では、労働賃金が上がり、物造りは労働賃金が安価な発展途上国に移行しつつある現在、先進国では、向かう方向は「心」いわゆる精神的なモノを扱う方向性に移行するであろう。

今現在では、中国・インドの急成長が著しく注目を浴びているのが良い例であろう。

特にインドは、英語を話せる人達が多いのと教育レベルが高いと言う事もあり、米国からホワイトカラーの仕事が移行しつつあり、医療費も安いと言う事で、海外から治療を受けにくる人達も多くなってきていると言う。


この中で、日本はすごく微妙な位置にあると言う。

中国の発展についていけないと、日本は中国への通過地点に過ぎない島国として忘れられる可能性もある。

日本の地理で言うと、東京と大阪の中間にある名古屋のようなもの。

名古屋も確かに発展しているが、それは、自動車産業が好調ゆえの結果に過ぎない。

もし、名古屋に自動車産業がなければ、名古屋の発展は、違う方向に向かっていたはず。



今まで、ホワイトカラー・ブルーカラーと仕事の業種によって言い分けられていたが、これからの時代は、会社の中核を担う人、技術・技能を持って貢献する人、派遣社員・アルバイト・パートなどの人達。

今現在でも、その一端を表してきていると思うが、時代の流れとしては、避けられない業況であり、今後は、今まで以上にその傾向が強くなってくるであろう。

そんな中で、自分の求める位置を正確に見極め、自分探しをするのではなく、自分磨きをしないと自分の居場所すら無くなってきてしまう危機感すら感じるだろう。


生きる目的・目標をしっかりと見極め、将来の自分の姿がはっきいり見えている人は、自ら求めて非正社員を選ぶ人も増えてくるだろう。



自らの目的・目標を明確にし、行動を起こす為には、本人のやる気が大切であり、それなくしては成り立たないモノだが、日本人は、今まで平等の原理で仕事をしてきたから不慣れ言えると思う。

そんな中で、成功しているのが勝ち組と言われる人達で、この人たちは、時代の流れを見極め、柔軟に対応した結果だと思う。

海外で、個人でもコーチングが一般的に行われているのは、成果主義・個人主義だからこそだと思う。

コーチングの概念の中に”人はパートナーがいる方が、自分と向き合いやすい”とある。

この事から、個人と言えどもコーチングのコーチを求める人も増えてくるのではないかと思う。


高井 伸夫
仕事で人は成長する
大前 研一, 吉良 直人
大前研一 新・経済原論