戦争のメカニズム


日本国民も奪い取られた。

もちろん、中国人は、ひどく奪い取られた。


悪の国家政策によって一般庶民は、とても苦しめられた。

2023-11-15


戦前の日本の国、大日本帝国は、とてもひどい国家だった。

国民の諸権利は制限された。

兵士は生きる権利さえ奪われた。

(ところが、今、大日本帝国が「ひどい国だった」という意識がないように思う)


軍需優先で、弾薬、爆弾、武器、戦闘機、戦艦などの生産が優先された。



食料、衣服、日用品の生産は、法律の制定によって統制され、国家の命令により作らせてもらえなかった。

(今放送中のNHK朝ドラ「虎と翼」が、そのへんを描いている。だが、ほとんどの人は、このような観点にきづいていないだろう)


食料、生活物資は不足し、一般庶民は、悲惨な日常生活を強いられた。


国家中枢にいる一部の人たちの野望のために、一般国民は利用された。

国民一人一人の幸せなど考慮されなかった。

(ルソー「社会契約論」より、「家族においては親は子供たちに対する愛情から、子供たちの世話をする。ところが、国家においては支配者は人民を愛することはない


(私見:なぜなら支配者にとって人民は近い存在ではない、単なる収奪の対象でしかないのだから)


彼らの野望のためには資金が必要だった。だから、税金として多額の金が、一般庶民から巻き上げられた。その金で軍備拡張がおこなわれ、軍隊が作られ強化され、朝鮮、中国への侵略が行われた。


それを知らないで、のほほんと生きていたら、私たちは、また日本政府に利用され、むしり取られ、諸権利を奪われる。


いや、もう奪われ始めている。


日本人も酷い目にあったが、もちろん、中国人、朝鮮人、アジア諸国の住民は、もっと酷い目にあわされた。大日本帝国によって。


私たちは、国家政策と国民の生活との関係を、真剣に見つめなかればならない。


国家政策のうち、特に国家予算の決議と法律の制定を見つめなければならない。それらが、国の形を変えていく。そして、国民の幸不幸を決めていく。