海外個人旅行は

苦行である。

特に高齢者にとっては。


今の旅行が、私には最後の海外旅行かもしれない。

いまは、そんな気分。


2024年3月20日のことを書きます。


ブログを書く順序が前後してます。

今,滞在しているエトナ山麓のアグリツーリズムの宿に着く前の話。


(今、シチリアは23日午前4時半、日本は昼の12:30)


3月20日(水)午前10時、8泊した宿を出て、カターニア空港のレンタカー会社へ向かう。


宿の主人にタクシーを頼んだ。

35€(5600円)。

20分ほどの距離なのに、高い。

カターニアは、タクシーが高いようだ。

空港から宿までのタクシーは、数ヶ月前にBooking.com で宿を予約した時に、すぐ予約しておいた。

空港で、私の名前を書いたボードを持ってドライバーが、待っていてくれた。

こちらの方が安かった。




レンタカー会社は、混んでいた。


待っている間に、ブッキング.コムから届いた予約確認書を準備しておいた。

スマホで見せれるように。


パスポート、国際免許証、日本の免許証、クレジットカードを渡す。


クリオだけど良いか?


クリオって何?


車の形だよ。

カウンターに座る隣の係員が口を挟む。


スマホで写真を見せてくれる。


ルノーだ。

フランス車だ。

フィアットだと思っていたのに。

借りたクリオ


シチリアは、走りにくいと予想して、しかも、わたしも高齢だし、小型車、オートマチックを予約しておいた。

(ヨーロッパのレンタカーはマニュアル車が多い)


タブレットに表示される書類にサインを5箇所くらい書いた。

最初、つい、漢字で書いてしまった。

ローマ字筆記体で書き直す。


車についている傷の箇所の書類をもらう。

そこに22と書き込まれた。

駐車場番号だった。

鍵を渡された。 


出て右へ50m、22番の駐車場に停まっているから、傷を見てから、乗っていけ。


車の操作について、何の説明もない。


車は、屋根のある駐車場に停まっていた。

暗くて傷など確認できない。


荷物を積み込み、エンジンをかける。エンジンがすぐ止まってしまった。

鍵を回しても、うんともすんとも言わない。

どうしようもない。

近くの返却事務所に行く。


エンジンがかからない、というと係員は車まで来てくれて説明した。

「最初エンジンはかからない。

スピードが出るまでかからない。

キーを回して、スピードメーターの左にReady と緑色が出れば、走れる。」


そうか、ハイブリッドなんだ。

こんな小型の自動車なのに。


ハイブリッドの経験がないので、わからなかった。


その後、また、いくらアクセルを踏んでも動かない。エンジンの音もしない、モーターの音もしない。

ギアがニュートラルに入っていた。

ドライブに入れたつもりだったのに。


いざ出発。


しかし.レンタカー各社が共用する駐車場は広く、出口がわからず、ぐるぐる。


一般道へ出るまで、手間取った。


前日、そして、レンタカー受付を待っている間に、Googleマップのストリートビューで、走り方、道順、道路標識などを予習した。

特にランウドアラウンド(ロータリー)。


次の写真の通り。


しかし、道に迷いまくった。


ロータリーに入る前


三角印の先からラウンドアバウト(ロータリー)

三角じるしの前で、左から車が来たら,停止してゆずる。こなければ、入って行く。目的とする出口で出ていく、それがわかりにくい。


右へ出て行かないで.左へ行く。


ここも、左へ。

しかし、右へ行ってしまった。


しばらく走って、車を右へ寄せて、Googleマップで、行く道を確認。

幸い、Uターンすることなく一般道をしばらく走り、それから高速へと入れることがわかった。