ふウクライナ戦争に便乗の防衛力増強案は、国を動かす自民党の野望と金儲け以外の何物でもない (1)
軍事費•防衛費の倍増、6兆円から12兆円への増大を自民党が言い始めた。提言を出した。それも、5年以内に、とのこと。
https://jimin.jp-east-2.storage.api.ni
https://www.jimin.jp/news/policy/203401.html
60兆円の税収から、12兆円もの軍事費を費やすことは、異常だ。
国民のためにならない。
国(自公政権)の仕事の一つは、税金の使い方を決めることだ。
国会での「予算の決議」だ。
軍事費を6兆円から12兆円に増やすということは、税収の60兆円のうちのさらなる6兆円分の使い道が、軍事費に変えられるということを意味する。
それまで、国民のために使われていた税金6兆円が、軍事費に使われることになる。
そもそも、ウクライナへのロシア軍の侵攻を利用して、日本の防衛費を倍増せよと安倍晋三や自民党は言うわけだが、その前に考えるべきことがある。
なぜ、倍増(GDPの2%は12兆円なので、今の2倍)するのか。
昨年、元国務副長官のアーミテージが、そう主張したからではないのか?
また、NATO諸国がGDPの2%の軍事力をもつべき、としているから、日本も2%にすべきだ、との主張が見られる。
しかし、その論理は、おかしい。
他国が、軍事力を増強したから、日本もしなければならないとする理由は、どこにもない。
軍需産業を儲けさせるだけだ。そして、裏から金が回って政治家たちが儲けるだけ、と思う。
現行の6兆円でも、国民の生活を圧迫している。その金額分が、国民の生活に関連することに使われれば、もっと国民は幸せになれる。
安倍晋三が、馬鹿なことを言っている。国債を発行して軍事費倍増に当てれば良い、と。
それでは、まるで、戦前と同じではないか。国債バンバン発行。戦費捻出。挙げ句の果て、敗戦インフレ。国民は国債で大損。国は借金棒引き。
軍事費を増大する理由は、ウクライナと同じように、日本も侵略されるかもしれないというもの。
どこの国が、どういうふうに、
日本へ
侵略してくる、
というのか?
自民党にとって、
中国や北朝鮮が仮想敵国であることは明らかだが、
これらの国々が、日本に攻撃してくる理由があるのだろうか?
ウクライナと日本は明らかに違う。
いちばん大きな違いは、
日本国に米軍基地が広範囲に多数あることだ。
東京の周りを考えても、空軍の横田基地、海軍の厚木基地、陸軍の座間基地、、、各軍対抗のオンパレード。
都心、関東地方、静岡県、山梨県、長野県、新潟県の空はアメリカが支配している。
日本の飛行機は勝手に飛べない。
まるで植民地。
アメリカによるアジア軍事支配の拠点、日本。バンザイ。
アメリカは日本を軍事拠点にしているだけ。日本人よ、いい加減に気づけよ!
沖縄には、もっと多くの米軍基地がある。「沖縄は、アメリカと日本による二重の植民地」と、5月中旬のテレビ番組「報道特集」で言っていた。
ということは、日本本土は、アメリカによる一重の植民地。
(この植民地状態を解消すべきだが、自民党には、その気は全くない。アメリカ従属バンザイ姿勢)
そんな植民地状態の日本国に、北朝鮮や中国が、侵攻してくるだろうか。
常識的に考えたら、侵略してくるわけがない。
つづく
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/52721