スペイン入国後、山越えがきつく、自転車を押して歩きました。
スペインに入ってからも、横を抜いていく自動車のスピードは狂気です。

やっと登りきったところから後ろを振り返ると、

すぐ下に、
道路を猛スピードで登ってくる自動車、

遥か彼方に、
スペインの巡礼の出発地点で有名なイルンIrúnの町、
サン・セバスチャン空港の滑走路、
スペインの小さなグルメタウンのオンダリビアHondarribia 、

フランスの町アンダイHendayeの港・ヨットハーバー、
そしてカンタブリアの海が、
見えました。

船で渡った国境、自分自転車で走ってきた町がぜんぶ見えたのです。
嬉しかったです。

自転車を押して登って来た甲斐がありました。

地図の中のGI-2134という道路の赤い印からの眺めです。


牧草地、ぶどう畑が綺麗でした。

下り坂は早いですね。
あっという間に、
オイアルツンOiartunの村に着きました。

なぜここに来たか?

NHKの番組を見たからです。
10数年前の番組です。
数年前に再放送したものが録画してありました。

作家の角田光代がバスクの食を訪ねる番組です。

その番組の中で、「バスク人が美味しいと思うレストランはどこか?」と尋ねた結果、
バスク人たちが言ったのが、

「オイアルツン村のスベロア Zuberoa 」だったのです。

続く。

昨日、無事にサンセバスチャン到着。
さっそくバルで飲みました。
美味しかった。