有名な絵本「三匹のこぶた」ですが、
物語の内容は、本によって異なります。
イギリスの原著を瀬田貞二が訳した本では、
兄さんこぶた2匹はオオカミに食べられ、
末っ子こぶたは何度もオオカミの追ってをかいくぐり、
最後にはオオカミを食べてしまいます。
藁や木で家を作った兄さんこぶたたちは、
自分たちで材料を考えて作った訳ではなく、
たまたま出会った人が藁と木を持っていたから
という偶然で描かれています。
でも、日本でよく知られている絵本は、
こぶたもオオカミも誰も死なないし、
藁や木で家を作った兄さんこぶたは怠け者として描かれ、
怠けず努力しましょうという精神論が付与されているようです。
オオカミやこぶたをどう考えるかを子どもに委ねられるのは
原著のように思いますが、これを取り入れられる保育園や保護者は
どれくらい、いるんでしょうか?
日本は絵本に限らず、子どもの権利条約を
伝える権利ノートもやや精神論に偏っていて、
アメリカやカナダのと比べると、私は曖昧で何だかもやっとします。
海外の訳を読むと、きちんとした行使できる権利として
説明されているので、明快だし、すっきりと理解できるので、
私は海外の権利の捉え方に強く共感できました。