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厄年ですからっ!

女・30代のダブル大厄。いったい何が起こるのやら?

いきなり32歳の女の大厄・本厄の年に卵巣のう腫が発覚!

2009年1月に手術を終えました。

なんとか1ヶ月に1回は書こうと目標を立てていたブログだけれども、ついにその目標破れる…。
7ヶ月の記録がないわー。

娘、初めてのクリスマス、初めてのお正月を経て、いよいよ8ヶ月に。

年末年始含めた7ヶ月、8ヶ月の記憶と言えば…

・お正月ごろからいよいよずりばいをし始めた。本気で。はっ!と気づくとすぐ近くまで来ていたり。

・ずりばいが始まる前、脇を持って立たせると喜ぶので、そのまま歩かせたりしてたら、6,7カ月検診で「足が曲がってきてるから、本人に立つ力がつくまで立たせたり歩かせたりはダメ!」と怒られる。私もO脚なので、娘がこのままO脚になる悪寒…。
夫は「足が曲がってしまっただと!?」と狼狽しまくる。
夫って、そういうものだよね…。

・いよいよおむつがMサイズに。まだテープタイプ。パンツタイプにした場合、うんちの処理でどうするのかわからず、テープタイプからふみきれない…。

・娘のうんちが大人のにおいに。硬さも出てきて、本人も出しづらいらしい。この前、いきなりうずくまって「うううううーーーーーーーん」とうなりだしたので、何事かと思ったら、放出されていた。人間は教わらなくてもうんちをいきむということを知ってるのか!と発見でした。

・遅ればせながらのハネムーンを兼ねて初の家族3人旅行へ。
賛否両論の赤ちゃんを飛行機搭乗ですが、なんとか泣かずにいてくれました。
私と向かい合わせに抱っこしていると、きゃっきゃ!!と楽しそうにしているので、ふり返ってみると後ろの席の方にあやしてもらっていたようで。すぐ後ろの席の方だけでなく、後方席の何人もの方に「いないいないばあ」をしてもらっていた様子。
本当にありがたかったです!!

・ちょうど「いないいないばあ」が楽しい時期に飛行機に乗せたのはまあよかったのかも(もちろん乗せるべきでないという意見があることも承知のうえですが…)。

・その旅行中に疲れがたまって私が風邪をひき、夫がひとりで娘を連れて友達の家に遊びに行ったり。お友達も赤ちゃんがいる家だったので、ずいぶん助けてもらったよう。
本当にありがたかったです!!パート2!!!

・だんだん添い乳一発では寝なくなってきた…。寝かしつけてるのに、くるん!と回転して布団から脱出することもしばしば。ちなみに朝も私より先に起きて活動を始めたり。
ほっとくと何をするかわからない&まだバランスがあやういので転げて泣いたりするので、油断なりません。

・機動力がついて、手先も器用になってきて、危ないことをすることも増えた。触っちゃいけないもの、触ったり舐めると親が困るもの、困ることに対して「ダメ!!!」と怒ることが増えた。いよいよしつけの始まりなのか?でも本人は「ダメ!!!」って言われても意味がわかってないからなー。親の都合だけで怒ってるんじゃないか?とか、意味もわからないのに「ダメ!!!」って怒るのはどうなのか?とか、しつけについても悩む!!!!


いろいろと慣れてきて「これでなんとかなるかー」と思っていたものが全て崩壊…というか見直す時期にきてるのかなとも思ったり。

「自分が楽なのが一番!」と、寝かしつけは添い乳オンリーだったけど、だんだん添い乳だけでは寝なくなってきてるし、
意思や感情がはっきりしてきて、「自分はこうしたい!」「かまってほしい!」って感情もはっきりしてきた。だから今までなら抱っこしながらご飯食べたり、授乳しながらばばっとメール処理したり、「ながら」ができたけど、今はそうもいかず。私の意識が別のとこにいってると、こっち見て!!!があるので。
それに「あ、泣いてるな」と思いながら、きりのいいところまで自分のやることやってかけつけるのも難しいかも。最近は泣きながら寝返りうって、どっか移動してるので…。ヘタしたらバランス崩して頭ぶつけてさらに泣いたりもするし。
子供が成長していることは素晴らしいのだけど、やっぱり自分の時間も確保できないと、私はダメらしい。というか、一日中24時間子供と遊んで、ご飯食べさせて、お風呂入れて、寝かしつけて、そのまま一緒に寝る!だったらいいけど、
現実問題、自分もご飯食べなきゃいけないし、ご飯は作って片付けないといけないし、お風呂入ったら髪の毛も洗って乾かすし、洗濯も洗って干して取り込んでたたまないといけないし。さらにはその他にあれこれと連絡とったりせねばならない。24時間子供とべったり一緒っていうのは、無理でしょう。
一番最初に削られるのは、やっぱり自分のご飯の時間かも。
今も授乳は続いているけど、もう栄養源というより水分補給や精神安定に変わりつつあるので、しっかり食べて栄養つけないと!!!っていう感じもないし。離乳食と一緒にばばっと作って、子供の離乳食の前か後に、子供がおもちゃで遊んでる間に、立ったままわーっとかっこんでる。

子供の動きも激しくなってるし、体重も同じ月齢の子たちに比べるとずいぶん軽いとはいえ重くもなってるので、身体的にもハードに…。追いかけるにも、動きを制御するにも、抱っこするにも体力使うわー。一日終わるころにはもうぜーぜーはーはー、ぐったり。私、ここに仕事が加わったらどうするんだ…。

それに加えて、離乳食も次に何を初めて食べさせたらいいのか?とか、マグの練習はそろそろするのか?とか考えることが多い…。

そもそも、ウチは正直朝寝や昼寝の時間もバラバラ。離乳食も今のところ一日2回なのは守っているけど、時間もバラバラ。寝かしつける時間も、他の家は18時とか、遅くても20時くらいなのに、うちは21時に布団に入れれば早いほう。
私がこれから仕事を再開して、保育園に入ったりしたら、生活リズムは整ってくるのかもしれないけど、なにぶん親がいつも不規則な時間で動いてるから、子供をそれに巻き込んでる。
離乳食にしても、「●●と●●のあんかけ」とかみんなが素材を何種類も使った大人顔負けのメニューを食べさせている一方、うちはその日の親の食事から、とりわけた野菜をゆでたものやお魚、豆腐におかゆ。せめてもの申し訳に昆布だしで煮てはいるが…。




子供の成長には精神的にも身体的にもついていけてないし、新たな課題にも手をつけられてないし、いろんな面で「私って、ダメ母なんじゃ…」と落ち込んでしまう最近。
周りのお母さんも案外同じように悩んでる…よね?と思って話してみると、お話にならないくらい私だけが落ちこぼれな感じがする。
学生時代と同じで、最初から能力差が大きくついてるわけだったり、みんな何の努力もしないで今があるわけではなくて、それぞれ努力をしたから、の結果なのだよね。
今まで自分が「自分が楽な育児が一番!」と思ってやってきた結果が今なわけだし。
だったら、今から頑張ってみればいいのに、とわかってるのに体や心がついていかないのが苦しいのだ。って、これ典型的なうつなんじゃ…!?

産後半年以上経って、産後うつってあるのかな?
娘がいよいよハーフバースデーを迎えました。
一年の半分。
あっという間だなあと思うところもあり。
けれど、とてつもない時間が過ぎたようにも感じます。

半年前にはただ泣くか寝るか飲むかだったのに、
今では笑っている時間も結構あります。
授乳以外、どうやって泣きやませたらいいのかわからず途方に暮れていましたが
今ではおもちゃで遊ぶこともできますし、抱きあげてあやすときゃっきゃと声を出して笑ったりも。

私自身もずいぶん体力が回復してきました。
一番抱っこしてあげたい娘の新生児期はすなわち産褥期で。
昼過ぎるとぐったりしてしまって、抱っこする体力がなかった。
里帰りしてたので、昼間は親も協力してくれるけど、夜は娘と二人きり。
授乳でこてっと寝てくれるときはいいけど、
なかなか寝付かず、授乳しても抱っこでゆらゆらもだめ。
何をしても泣き続けられ、こっちが泣いたことも…。
やっと寝た~と思ってうとうとしてたら、あっという間に泣きだしてしまったり。
あれは本当に拷問レベルだった…。

そのうちお腹の上に乗せたら寝てくれたり、添い乳すれば寝てくれるように。
添い乳も最初は姿勢をとるのが難しく、肩がぱつんぱつんにこってしまったこともありました。
今では(添い乳で寝かすことに賛否両論あることはさておき)自分から転がってきて吸いついてくれますからねー。
本人も「添い乳=寝る儀式」になっているので、とりあえずは寝てくれる。
再度言いますが、添い乳で寝かしつけると、私以外寝かしつけできないので、そこは問題と言えば問題かもだけど。まあ私が楽だからいいや。


お腹にいるときからよーく足をバタバタさせて動いてたけど、
産まれたからも手足をよく動かす子で。
あっという間に寝がえりするか!?と思ったけど、うつぶせがあまり好きでなかったようで。
寝がえりをマスターすると同時に、手で上体を支えて、顔をぐーんと持ち上げてました。
ようやくずりばいらしきものができるようになったけど、はいはいはまだ。
ただ、脇を支えてやると、大人のひざの上で立ってる。
そのまま人の体の上や床を歩いてるので、はいはいをすっとばして立ち上がるのでは!?と思ったり。
あと、自分の足をつかんで口に持っていく動きをいよいよ始めました。


ぐーにしてにぎってるので、いつも「宝物」という名の綿ぼこりをためてた手。
3ヶ月ごろはまだやわらかいものしかにぎれなかったけど、
もうずいぶん器用ににぎれる。スプーンも自分で一応持てる。


表情もしわくちゃのおじいさんみたいな顔はもうしなくなった。
時々大人のようなすました表情も見せるかも。


本当に赤ちゃんと「子供」の折り返し位置な気がする。
赤ちゃんの中に「子供」の要素がちらちら見えてきて
「いつまでも赤ちゃんじゃないんだなあ」としみじみすることも。



私自身も娘に育てられている気がする。

気持ちが落ち込んだとき、よく食欲がなくなってしまうのだけど、
今は食欲がなくなり、私がご飯を食べないと、娘に母乳がやれないから。
「とにかくちゃんと食べなきゃ」と思える。
いろいろと思い悩むことはあるけど、とにかくいっぱい飲んで(離乳食もちょっと食べて)、いっぱい出して、まっすぐに生きて成長しようとしている娘を見ると、
その生命力に私も力をもらえる。

すやすやと眠る顔を見ていると、
とにかく何をおいても、この子を生かして育てることが私のなすべきことだと。
どうしたらいいのか、どっちに進めばいいのかわからないこともたくさんあるけど、
まずは目の前の娘を生かして育てる。そうやって毎日を積み重ねていくのだ。

何かに迷ったら、娘が笑顔でいてくれる道を選べばいい。
多分そうすれば私も笑える。



気がつくと5ヶ月も終盤。娘、間もなく6ヶ月です。ハーフバースデーです。

この1ヶ月、ブログどころでなくなりました。

理由1:出かける日が増えた
保育園見学の予定がざくざく入ってしまったり、今しか娘と一緒に出かけられる時期はないのだーと思うとあちこち行きたくなったり。

理由2:昼寝しなくなった
娘がてんで昼寝しなくなりました。今日は何かをあきらめたかのようにぱたっと寝てくれて、母はその間にできる限りのことをやっております。

理由3:動きまくる
前は膝に抱っこしながらでもパソコン打ったりできたのだけど、今はもう無理!!!膝の上のせててもむちゃくちゃ暴れるから!!!机の上に置いてるものとか触りまくるし。
少し前が昆虫(胴体を抑えれば、手足がバタバタするのみ)ならば今は鮮魚(胴体からぐねんぐねんと動く)を抱いているようだ。

理由4:起きれない
ああ、これは娘でなく、私が。
少し前は、娘を寝かしつけたあと起き上がってパソコンに向かってたのですが、最近は寒くなったせいなのか?娘がぐっすり眠るのを待ちながら自分も寝てしまう…。それも明け方、娘がお乳を欲しがるまで…。

理由5:娘にかける時間が増えた
これから保育園に入れるための保育園見学の時間だったり、
間もなく縦横無尽に動きだすであろう娘のために家の片付けを急ピッチで進めてたり。
あとは前みたいに抱っこと授乳だけで満足してた娘が、真剣に遊んでもらうこと、構ってもらうことを要求するようになったのもあるかなー。
遊んであげるときゃきゃきゃ!!と笑って反応したり、表情も豊かになってるから、遊んであげる楽しさも増してるんですけどねー。


まあ、そんなこんなでブログ書いてる時間がなかったわけで。

今は「保育園に入ったら、もうちょっと時間ができるかなー」なんて思ったりするけど、
きっと仕事も復活するだろうし、保育園の送り迎えがあったり、保育園に関する用事も出てくるだろうし、
今より落ち着くことはないのだろうな…。

本当、出産前のあの平和ぶりがうそのようだわー。

子供もちょっとずつできなかったことができるようになって、親もそれに対応できるようになって、そうすると子供はまた新たなことができるようになって……。
そうやって子供の成長とともに親も成長していくんでしょうね。
「子育て」とは言うけれど、育てられてるのは親のほうなのかな~なんて思わされます。
娘、いよいよ寝返りを開始。
育児界では寝返る→仰向けに戻れない!そして顔が床にくっついて苦しいと赤子泣く→ひっくり返してやる→また寝返って泣く→またひっくり返してやる…という作業を煎餅を焼く状況に例えて、「煎餅屋開店(仰向けに戻れるようになると閉店する)」と呼ぶそうですが、
うちの娘は寝返りをマスターした時点で、仰向けに戻る筋肉までついていたようで、煎餅屋は開店しませんですた。

しかし、寝返って即座に移動したい!!!という欲求が芽生えた娘、ずりばいをしようと両足で地面を蹴るのはいいのですが、頭が重いようで…。お尻をぷりぷり高く掲げて、両足をふんばりながらギャン泣くのが日課です。そのぷりぷり加減がかわゆすー。我が娘ながら萌え~です。

だんだんと「こうしたい!ああしたい!」という自我が芽生えるとともに「でも、できない!」というもどかしさから泣く場面が増えているのかも。
たった4ヶ月で人間ってこれだけ感情が成長するのだなーと驚くばかりです。
そして、泣いたらすぐに抱っこするなりあやすなりして泣きやましていたのが、「でも、できない!」と泣いたところですぐ手を出さず、もうひとふんばりさせてやるべく見守ることも必要になってくるのだなーと。

で、寝返りからのずりばいができず、ギャン泣きしているのを見守っていると、そのままうつ伏せ(顔は横を向いている)で寝落ちするというのが習慣になってきました。
夜はまだ添い乳しないと寝付けないものの、朝とか昼ちょこっと寝るのは、ギャン泣きから自力で寝れるようになりました。

あとは、まだまだ先でいいかなーと思っていた離乳食ですが、最近になって大人たちがご飯を食べているのをうらやましそうに見て口を一緒になって動かしたり、よだれを垂らすように。そして「私も食べたい!!!」と授乳を要求するようになってきました。
単にお腹がすいているのでなく、食べてるのを見ると反応するので「食べる」っていう行為がわかるのだなーと。
ただ、食べているものそのものにはまだ興味がないのか、お箸でご飯粒を口に近づけても、きょとんとしております。
この前、りんごを口に近づけてやったときは、さすがに甘~いにおいがしたからか、手でもってなめようとしてみたり。

どうも最近、母乳をがっつり飲んではいるものの、それだけでは足りないようでもあるので、これは5ヶ月になったら離乳食を始めたほうがいいかなーなんて考えたり。

ずりばい、はいはいを始めたときに向けて部屋を片付けたり、離乳食に向けて食器を準備したり、調理法の勉強をしたり。

ついでにだんだん寒くなってきたので、冬用の洋服や寝具を用意したり。

育児って、ある程度慣れてきたところでやっぱり次のレベルに行くべく忙しくなるんだなぁ~。


さらには、来年から娘を保育園に入れて本格的に仕事復帰をするべく、ぼつぼつ本腰を入れて保活を始めねばなりません。
かなりいろいろ出遅れてる気がしますが、なんとかここから追いつくべくがんばらねばー。
まずは気になる園に見学希望の連絡をしてみようかと。


妊娠して産休に入るまでは「産んだら即座に復帰しなくちゃ!」みたいな焦りもあったのだけど、実際産んでみると「いや、即座に復帰とか無理ですし…」という状況で。
周囲の先輩ママたちに「最低でも3ヶ月過ぎないと復帰できないと思う…」とたしなめられてた理由が痛いほどわかったり。

で、まあ3ヶ月過ぎて4ヶ月になってみて、だんだんと娘を育てながら家事をするペースもつかみつつあるわけですが、やっぱり保育園に預けて仕事復帰するのはもうちょっと先がいいなぁ~という思いに。

もちろん仕事しないで家事と育児に専念してる日々っていうのがそれなりに楽しいというのもあるのですが(大変は大変だけど、日々動かしづらいスケジュールでがっちがちな状況と比べると精神的にずいぶん楽ではある。やっぱり)、何より子供とべったり一緒にいる時間が幸せなんですよね。
二人きりでずーーーーっとべったりだと、内へ内へはいりこんでしんどくもなるのだろうけど、日々成長していく娘をしっかり見ていられるのは、やっぱり幸せなもので。
そのうち一緒にいたくても「お母さんはついてこないで!」って言われるようになるんだと思うと、「お母さんー!!!」って求めてもらえるうちは、できるだけ一緒にいたいよねーと。

とはいえ、このまま私が仕事しないで娘を育てていけるほど我が家も余裕がないので、結局のところ春に保育園に入れて復帰をするというのが、いろいろと一番折り合いがつくスケジュールなのだろうなぁ。

果たして思った通りに保育園に入れるかわかりませんが。

子供のこと、仕事のこと、自分のこと、家族のこと……。
きっと、子供を産まなければ、こんな風に考えこむこともなかっただろうなあ。
どれもが自分ひとりだけの問題ではないし、かといって自分がどうしたいのかが大前提でもあるし。
子供を産むと人生の歩みかたがこんな風に変わるんだーと、自分のことながらとても興味深くもあります。
日々をバタバタと過ごすうちに、娘は3ヶ月を迎え、とうとう4ヶ月に突入!

だんだん表情が出てきて、「あーあー」しゃべったりするようになり、
あやすと笑ってくれたり、コミュニケーションがとれるように。
(「うーーうーー」と獣のような唸り声を出すこともあり…おおかみこどもかと思うようなことも)
「たださわるだけ」という感じだったおもちゃも、なんとなく「遊ぶ」ことができるようになったかなー?

3ヶ月のころは、こぶしをしゃぶってたのが、いよいよ指をしゃぶるように。
でも、まだ自分の口のサイズがわかってないのか、指をつっこみすぎて「おえっ!」となったり、
こぶしが口の中に全部入らないで「うぎゃーーー」と癇癪を起したりします。

指しゃぶりに伴い、猛烈によだれをたらすように…。
気づくと服がべっとべとになっているので、いよいよスタイを使うときがきたかなと。
娘が産まれるまでは、赤ちゃん=スタイってイメージだったのだけど、
生後間もないころはよだれたらさないからスタイいらないのね。


3ヶ月を迎えて、ようやく赤ちゃんとの生活に慣れてきたよなーと思ってた矢先に、
娘は便秘と下痢を起こし、目から目やにを出し、脇の下が真っ赤になり、病院行脚に。
一方、私も胃腸炎を起こし病院へ。
夫や実家から訪ねてきてくれた両親のフォローによりなんとかなったけど、やっぱり健康でないと子育てはキツイっす。

しかし、これから季節的に秋冬を迎えるという恐怖もあるが、
間もなく寝返りが始まり、言ってる間にはいはいが始まり……と思うと
(あと、離乳食も)
この平和な時期も間もなく終了かと。
RPGのごとく、レベルアップしては次のステージに向かうのが育児なのですな。



3ヶ月も過ぎたし「もう”産後”じゃなくて普通の体なのかなー?」と思ってたけど、
疲れやすかったり、抵抗力が落ちてる感じはまだあるのかも。
やっぱり1年近く体の中にあったものを体外に出してるんだから、手術するのとそうそう変わらない衝撃が体に起こってるんだよなぁ~。
「妊娠、出産は病気じゃない」とはいうけど、かといって「普通の人と同じ」ではやっぱりないわけで。
産後の自分のケアをスルーしちゃうのは、辛いだろうと。

ちょうどNHKの朝の番組で『産後クライシス』ってテーマの特集が組まれてて
「これは是非みてみよう!」と録画して、時間が出来たらみようと思っていたところ…

夫に消された……。
(なんかまちがって録画しちゃったと思ったらしい)


「こ、これが我が家の『産後クライシス』か!?」と落ち込んだー。
これが逆の立場で、私が夫の録画を消そうものなら、離婚寸前まで激怒するだろうに、
自分のときは、私が何も言わないとスルーなんだもんなー。
(かといって、こっちがきれまくると「わざと消したんじゃないし!」って逆ギレするのは目に見えてるし)
こういうときって、どうするのが自分もストレスためずに、相手にも反省してもらえるのかわからない。

で、まあ、ネットで検索すると、番組の内容がまとめられてたり、それに対する世の中の人々の反応などが見れたわけで、
おおよそのことは知ることができました。

いろいろ総合すると
「産後に女性がどのくらい大変なのかは男性に察することができない。だから言いたいことは言ったほうがいい。ていうか、あんまり夫に期待しないほうが?」みたいな内容だったらしく
「問題提起はいいけど、結局世の産後女性たちのガス抜きだけで、何も解決策は提示されないで終わったのでは?」みたいなことだったらしい。

案の定、人々の反応を見ても、産後女性は「わかるわー」とか「うちもー」みたいな同調で、出産や結婚未経験の女性は「産後こんなになっちゃうなんて…結婚して子供産むのが怖い!」みたいな声もあったり。
ちなみに男性だと「うちの母親は父親のサポートがなくてもちゃんと俺たちを育てたんだから、最近の女性は甘え過ぎだ!」みたいな声が結構見られたり。


育児関係の話題があがると、必ず「うちの母親はがんばった!」「うちの妻はがんばった!」系の声が出てくるのだけども、
百歩譲って「うちの妻は~」はいいとしても、
「うちの母親は~」って言ってる人が、実際結婚して子供がいる人ではないことをただただ祈るのみ。
「母さんができたんだから、君だってできるだろ?」って、自分が逆に「うちのお父さんができたんだから、あなただったできるでしょ?」って言われたらどうなんだ。
(女性同士でも「私ががんばれたから、他の人だって大丈夫なはず」ってのもあるけども)


これ、子供を産んだ瞬間から感じてることなんだけども、
今までは自分がちょっと無理したり、頑張れば、生活するのに困ることはなく、人や社会と関わってこれたんだけど、
子供を抱えると、自分ひとりの力ではどうにもならないことがいっぱいあって、
今までみたいになんとなく人や社会と関わってるだけじゃいかんなーと思ったのだよね。
自分が勝手に置いてた壁をえいや!と飛び越えることだったりもするし、
人づきあいや、社会との関わり方を変える必要があるし、人や社会に上手に頼っていいし、頼ることが結局は子供のためなんだよねー。

関わり方を考えなきゃいけない一番小さな社会っていうのが、家庭で、つまりは夫で。
夫とうまく連携していくことが、産後の第一歩なのだなと。
「電車内のベビーカー邪魔」「子供の泣き声うるさい」っていう人たちもいる社会の中で子供を育てていくように、
今の状況に不満のある夫をうまーく巻き込んで、こっちの状況を理解してもらって、育児に参加してもらえたらいいんだよなー。


ちょっと前に「イクダン(旦那を育てる)」って言葉が流行ったりしたけど、一緒に子育てをしていくパートナーを「育てる」っていうのはやっぱりちょっと違う気がする今日この頃。
むしろ「夫をほめて育てよ!」って言ってんのは、女性じゃなくて男性なんだという意見を耳にして、ちょっと腑に落ちたりもする今日この頃。