久々の本の紹介になります。
喜多喜久さんの「ラブ・ケミストリー」という本です。
この本は第九回『このミステリーがすごい!』大賞の優秀賞受賞作で、
その名の通り化学を題材に扱ったラブコメ小説になっています。
本屋の売り場を見て回っているときに、ふと目に入ってきて面白そうだなぁと思い購入しました。
まぁ、僕が大学の時に化学を専攻していたこともあってビビっときたわけですが![]()
ストーリーについて大まかに書いていきますと
主人公はとある大学の院生(描かれている内容からすぐに特定できますが
)で有機合成を専攻しており、天然物の全合成を行っています。
この主人公は化合物の構造を見ただけで瞬時に合成経路がひらめくという能力を持っていて、
将来を期待されていたのですが、ある時からその能力が発揮できなくなってしまいます。
その時とは主人公が所属する研究室にやってきた新しい秘書さんに会ったとき、
つまり、その秘書さんに一目惚れしてしまったことにより、能力を失ってしまうのです。
主人公がスランプに陥ってから現れた「死神」を自称するカロンという幽霊?の助けにより
その能力を取り戻すために行動を起こしていきます。
カロンは実はある人物から主人公をスランプから抜け出させるように依頼されていて、
その依頼した人物は物語の終盤で明らかになります。
これがまた意外な人物です![]()
主人公は能力を取り戻すことができたのでしょうか?
また、恋の行方は?
結末は実際に読んでみてください![]()
ストーリーとは関係ないですが、天然物合成は扱うスケールがmgオーダーで、反応の選択性を出させることが大変だなぁと感じました。
僕は有機金属化学、有機合成専攻で構造がそこまで複雑じゃなく、gスケールがほとんどなのでよりそう思うのかもしれません。
作中ではそんなに専門的なことは出てこず、出ても説明がされているので、化学の知識がなくとも
楽しめるので是非![]()
- ラブ・ケミストリー [ 喜多喜久 ]

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