リスモ誕生
分娩台へのぼるまでの道のりは
結構険しい。
早朝に陣痛が来て病院に来たのに、
もう夕方だ。
しかし、
分娩台に上がってからは
急に慌ただしくなる。
医師も顔が引き締まり、
「いよいよかな。」
と、
真剣な面持ち。
更には
('A`;)「この病院って、こんなに人いたの?」
というくらい看護師が分娩室に集まってきた。
それぞれが持ち場に付き、
臨戦態勢をとる。
リスキーはというと・・・
正直、
あまりすることがない。
分娩室に入って見たものの
リスキーがとりあげるわけでもないし。
「がんばれ!」
って励まそうにも、
どう見たって
すでにかなり頑張っているし。
手持ちぶたさなリスキーは
エリーママと世間話をしながら
のんびりとしていた。
エリーは、
苦しみながらもこのときの様子を記憶しており、
出産後、
リスキーとエリーママに
怒りの矛先が向けられることとなった。
2005年3月15日17時24分
第一子、リスモが誕生。
性別は数ヶ月前に聞かされていたが
男の子だった。
生まれたすぐのリスモは
血まみれだし
肌は赤黒いし、
ふやけているし、
猿というより宇宙人みたいな感じなので
正直
か わ い く な い
(;´Д`)グレイだ・・・

あ、
そういえば、
分娩室に入って一つだけ仕事がありました。
へその緒を切る
正式には臍帯(さいたい)と言い、
赤ちゃんが母親から栄養を
もらっていた生命線。
これをリスキーが断ち切った。
見た感じ腸のようだが、
意外に固い。
強めのゴムホースと言ったところ。
しかも中に
臍帯血がたっぷり入っていて
切断の瞬間、
リスキーは返り血を浴びてしまった。
でも・・・
実は
へその緒をリスキーが切ったのは
仕事というより
体験だ。
実際にリスモのへそを処置する部分とは
全く関係ないところを切るので
雰囲気を味わうにすぎなかったりする。
3090gでドロップされた体は
両手のひらサイズ。
母子ともに健康でめでたしだ。
ちなみに
出産時豹変した母親は、
出産後は正気にもどり、
出産時にはいた暴言の数々を
医師や看護師に謝罪してまわるという。
出産後の風物詩ともなっている。