砂利道に足を取られながら姉の車に駆け寄る。

「カヤッ!!!」

運転席側のドアから姉の名を叫ぶっ!!

「果也!!果也っ!!」

ドアを激しく叩く。



気を失っているのか返答がない。

後部座席にいる子供を見る。

チャイルドシートに座っているおかげで恐らく無事だろう。

大泣きはしているが…。