エレベーターが故障で緊急停止する。
私は現実ではまだ運良く遭遇していませんが、確率としてはあり得ること。
便利だけれど、不測の事態に陥ったときには恐怖の鉄の塊。
『悪夢のエレベーター』はそんなエレベーターが舞台のコメディ・サスペンスです。


「悪夢のエレベーター」木下半太著

産気づいた妻の元に急ぐ男、チンピラ風の中年男、バッタにそっくりなオタク男、全身黒ずくめの魔女のような自殺願望の女の4人が緊急停止したエレベーターに閉じ込められる。
話の流れから密室でそれぞれに身の上を「告白」しはじめる4人だが、、、
精神的に追い詰められた密室で、ついに事件が発生する。
それぞれに嘘を付き合う、登場人物達。
意外な黒幕が発覚したときには、思わず「えっ?」となるでしょう。

テンポ良く読める作品です。
でも、日常生活でよく利用するエレベーターでこんな出来事が起こったらまさに悪夢。

私の住む建物にもエレベーターが数台ありまして、順番に1基ずつ1ヶ月程の期間点検や整備が実施されていることがあります。
でも本当に安全なのかは疑問。
構造や脱出経路など何も知らずに普段から使用しているので、本当は階段を使用するのが1番安心なんですけどね。
この悪夢を読んで1番に思ったことは、本当に急ぐときこそ、階段を使おうということです。
便利なものには、落とし穴がありますから…