TIF 2017 全国選抜 LIVE × THE LIVE in FUKUOKA② | FUKUOKA IDOL Cheers!

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TIF 2017 全国選抜 LIVE × THE LIVE in FUKUOKA②

(2019/05/14 飯塚セントラルホール)

(左よりNIINA、SAORI、SHION、IBUKI)


 昨日の記事の続きですが、久しぶりにブログを書くと疲れますなあ。以前は1イベントの記事など一回分で書けたんですけどね〜。やっぱり何事も継続していくことが大切ですね。

 

 というようなことはどうでもよくて、Bブロックの話です。

 予選Bブロックの出場者は次の4組でした。

1. I'S wing

2. 藤崎未花

3. Smile

4. くるーず~CRUiSE!

 

 ご存知の通り、I'S wingは5月31日に解散が決まりましたので、TIFに出場することは不可能となってしまいました。そのため、決勝進出への投票は辞退することになりましたが、メンバーとしては、やはりせっかくつかんだチャンスを失ってしまうことと、結果的に応援してくれたファンたちの期待を裏切ることになったのが無念でたまらなかったのでしょう。

 ステージは「芽生えの春」〜「私が私であること、」〜「羽ばたくんだ」と盤石のセットリストで臨み、いっさい妥協のない力いっぱいのパフォーマンスを見せて観客たちの心をつかみました。メンバーとしても、この舞台には万感の思いがこもっていたに違いなく、実玖ちゃんも最後は涙をこらえきれない様子でした。この日の観客たちの中には、I'S wingを初めてナマで観て心惹かれた方々も多かったようで、早すぎる解散を惜しむ声も頻りでしたが、まあトーナメント外とはいえ、あれだけのステージを見せられると無理もないことだと思います。

 

 藤崎未花さんは沖縄出身のソロアイドルで、九州でライブをやるのは今回が初めてとのこと。3曲目の沖縄音階を使ったバラードが観客を魅了しました。

 Smileはご存知、地元飯塚を本拠地とするアイドルグループです。

 

 最後に登場したくるーずはTIF出場をグループ結成の目標にしただけあって、気合の入ったパフォーマンスを披露しました。

 元々モデル事務所に所属していたメンバーたちはルックスもスタイルも抜群。しかも小気味よいほどキレのあるダンスが持ち味の、なかなか華のあるグループです。それに加えてステージ上でいきなりアクロバティックな技を決めてきたりしますので、眼が離せません。

 Bブロックの結果は、I'S wingが棄権したため、投票順位1位のくるーずと2位のSmileが決勝ステージ進出を決めました。

 

 というわけで、決戦ブロックに残ったのは、以下の4グループとなりました(出演順)。

1. Tick☆tik

2. Smile

3. パピロジェ

4. くるーず

 

 残念ながら決勝に進出できなかった3グループですが、天草のMONECCO5は全体的にバランスの取れたいい感じのグループでして、どこをとっても平均点以上ではありますが、初見のファンを強力に惹きつけるような突出した何かが欠けているように思えました。おとまむ系ロディーは手作り感が楽しそうなグループでしたが、ステージの中盤でメンバー紹介の曲を挟んで緊張感を途切れさせたのは戦略ミスだったかもしれません。藤崎未花さんは全出演者中、歌唱力ではダントツでしたが、迫力のあるグループの中で唯一のソロということと、九州ではあまり馴染みのないことが構造的に不利に働いたと思われます。

 

 さて、決勝戦ともなりますと、各グループともキラーナンバーを引っさげて気迫に満ちたパフォーマンスを繰り広げます。

 1番手のTick☆tikは会場全体を巻き込んでのパワフルかつハイスピードの見事なダンスでたちまち観客のテンションを最大限にまで盛り上げますと、Smileは人気ナンバーの「AIAIAIしてる」で会場を大いに沸かせます。

 パピロジェは衣装を変えてのヘヴィなダンス・ナンバーで観客の熱狂を誘い、くるーずは代表曲をリミックスしたスペシャルなノンストップ・メドレーで観衆を魅了します。

 決勝ステージを観ますと、もうどのグループが優勝してもおかしくはないほどのレベルの高いステージでして、各グループが最大限のパワーを振り絞って競い合った最高のライブでした。

 

 さて、結果はというと、Showroom投票では1位がくるーず、2位がTick☆tik、3位パピロジェ、4位Smileという順位でした。ところが会場投票を含めた最終結果では、見事パピロジェが逆転優勝を決めてTIF進出権を手に入れたのでした。

 いずれのグループも甲乙つけがたいような出来でしたので、おそらく僅差でパピロジェが抜け出たのでしょうが、それまでクールに振る舞っていたパピロジェのSHIONちゃんがこの結果を聞いたとたんに泣き崩れる姿が印象的でした。

 人気グループパピマシェの妹分として、これまでどうしても二軍的存在にみなされがちだったパピロジェですが、デビューしてわずか1年半でパピマシェと堂々と肩を並べるようなグループに成長してきたことがはっきりと証明されたのが、この日でした。